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マリナーズ・ローリーとダイヤモンドバックス・スアレスが週間MVP

2025.6.24 09:55 Tuesday

 日本時間6月24日、MLBネットワークの番組内で週間MVPの発表が行われ、アメリカン・リーグはカル・ローリー(マリナーズ)、ナショナル・リーグはエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)が選出された。

 ローリーは今月初旬に自身初の週間MVPを受賞しており、今回がキャリア2度目の受賞。マリナーズは4月にディラン・ムーアとホルヘ・ポランコも受賞しており、チーム全体で4度目の受賞となった。マリナーズから4度の週間MVPが輩出されるのは1998年(デービッド・セギーとアレックス・ロドリゲスが各1度、ケン・グリフィーJr.が2度)以来のことである。また、同一シーズンに2度の週間MVPを受賞した捕手は2016年のゲーリー・サンチェス(当時ヤンキース)以来となった。

 スアレスはキャリア3度目の受賞であり、その3度はいずれも今季受賞している。ダイヤモンドバックスから3度の週間MVPが輩出されるのは2019年以来6年ぶりで、同一シーズンに3度受賞するのはダイヤモンドバックスの球団新記録となった。

カル・ローリー(マリナーズ)
・打率.417(24打数10安打)、5本塁打、12打点、2二塁打、3四球、10得点、2盗塁、長打率1.125、出塁率.481を記録。
・打点はMLBトップ、長打7本は同トップタイ、本塁打、長打率、OPS1.606、得点、27塁打はいずれも同2位。
・敵地リグレー・フィールドでのカブス戦では3試合連続本塁打を記録。6度のマルチ本塁打は今季MLBトップ。31本塁打は前半戦の捕手最多記録であり、1970年に殿堂入りの名捕手ジョニー・ベンチが記録した28本塁打を更新した。また、スイッチヒッターの前半戦最多本塁打記録もすでに更新。前半戦はまだ20試合残っており、2001年にバリー・ボンズが記録した39本塁打のMLB最多記録を塗り替える可能性も。
・オールスター・ゲームのファン投票ではア・リーグ捕手部門のトップに立ち、リーグ全体でもアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位の得票数を記録。今季はすでに3度の3試合連続本塁打を記録しており、マリナーズでは2017年のネルソン・クルーズ以来。
・日本時間6月18日のレッドソックス戦では自己最多タイの1試合6打点を記録。5試合のスパンで10安打&12打点を記録したのは、マリナーズでは2023年8月にフリオ・ロドリゲスが16安打&12打点を記録して以来のこと。

エウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)
・打率.440(25打数11安打)、4本塁打、10打点、2二塁打、5得点、長打率1.000、出塁率.464を記録。
・25塁打はMLB全体3位、本塁打と長打率は同3位タイ、OPS1.464は同4位、安打と長打6本は同4位タイ、打率は同7位。
・日本時間6月21日のロッキーズ戦で2本塁打を含む6打数4安打3打点の活躍を見せ、今季2度目・自身8度目の1試合4安打をマークするとともに、通算300本塁打を達成。マルチ本塁打は今季3度目。
・日本時間6月20~22日には球団史上7人目となる3試合連続の「本塁打を含むマルチ安打&マルチ打点」を記録。今月はMLBトップの10本塁打&25打点を記録しており、今季すでに25本塁打&60打点を突破しているのは、スアレスのほかにジャッジとカル・ローリー(マリナーズ)だけ。
・通算301本塁打はベネズエラ出身選手としてはミゲル・カブレラ(511本塁打)とアンドレス・ガララーガ(399本塁打)に次ぐ3位。昨年7月以降に記録した136打点はMLBトップ、49本塁打はジャッジ(54本塁打)、大谷翔平(54本塁打)、ローリー(51本塁打)に次ぐ4位。


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