オリオールズ快勝で借金10 ホリデイが自己最多タイ4打点の活躍
2025.6.24 10:50 Tuesday
【オリオールズ6-0レンジャーズ】@ボルティモア/オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ
幼少期、ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)はMLBのオールスター・ゲームによく足を運んでいた。父マット・ホリデイがロッキーズ時代に3度(2006~08年)、カージナルス時代に4度(2010~12年と2015年)オールスター・ゲーム選出を果たしたが、ジャクソンはその7度すべてオールスター・ゲームの現地にいたのだ。
そして、現在21歳のホリデイは自身初のオールスター・ゲーム選出に向けて、活躍を続けている。
日本時間6月24日、ホリデイは9号3ランを放つなど自己最多タイの4打点の活躍を見せ、本拠地でのレンジャーズ戦の勝利に貢献。ホリデイはレンジャーズ先発の左腕パトリック・コービンに対し、三回にタイムリー二塁打で先制点を叩き出すと、五回にはリードを広げる9号3ランを放った。さらに八回にもヒットを放ち、今季7度目となる1試合3安打をマークした。
ホリデイの1試合4打点は今回が3度目。過去の2度はいずれも満塁本塁打を放った日に記録されたものであり、昨年7月31日のブルージェイズ戦で放ったグランドスラムは自身のMLB初本塁打でもあった。
日本時間6月24日に発表されたオールスター・ゲームのファン投票の中間発表では、ホリデイは80万6133票を獲得してアメリカン・リーグ二塁手部門の2位につけている。トップはグレイバー・トーレス(タイガース)の113万3888票で、3位のホセ・アルトゥーベ(アストロズ)は79万5123票を獲得。ホリデイとアルトゥーベはかなりの僅差だ。なお、得票数の上位2選手がフェイズ2の投票に進むことになる。
ホリデイは今季ここまで71試合に出場し、打率.265、12二塁打、2三塁打、9本塁打、32打点、8盗塁、OPS.735を記録。球界ナンバーワン有望株として期待された昨季は苦戦したが、今季は実力を発揮し、飛躍のシーズンを過ごしている。
ホリデイからの援護を受けたオリオールズ先発のトレバー・ロジャースは素晴らしいピッチングを披露。自己最長の8イニングを投げ、レンジャーズ打線をわずか3安打(すべて単打)に封じ、無四球、無失点に抑えた。
ロジャースは直近3先発で2度目の無失点ピッチング。また、オリオールズの投手がレギュラーシーズンの試合で8イニングを投げ抜いたのは2023年9月26日のカイル・ブラディッシュ以来となった。