アストロズ5連勝 新人キャム・スミスが古巣カブスを相手に活躍
2025.6.28 13:16 Saturday
【アストロズ7-4カブス】@ヒューストン/ダイキン・パーク、6月27日(日本時間28日)
トレードでアストロズからカブスへ移籍したカイル・タッカーが移籍後初めてダイキン・パークに戻ってきて注目を集めるなか、交換要員としてアストロズに移籍したキャム・スミスは、昨年12月にアストロズが自身を獲得したときに、なぜあれほどまでに興奮したのかを思い出させてくれた。
スミスは四回に6号3ランを放つなど、古巣カブスを相手に全4打席で出塁する見事な活躍を披露。22歳のスミスはもともと、2024年ドラフト1巡目(全体14位)指名でカブスに入団した有望株だった。しかし、1年も経たないうちにトレードでアストロズへ移籍。そして、古巣カブスと対戦した初めての試合でチームの勝利に貢献した。
22歳の有望株は「みんなが今回のシリーズに特に注目しているというのは周知の事実だと思う。正直に言って、楽しい試合になると思うし、僕も楽しみだよ」と試合前に話していたが、その試合で主役となったのは自分自身だった。
アストロズにとっては、間違いなく楽しい試合だった。カブスを7-4で破り、連勝を5に伸ばすとともに、今季のホーム成績は31勝13敗とさらに向上した。ちなみに、この5連勝のなかには地区首位のチームを相手とした4連勝が含まれており、アストロズは直前のフィリーズ3連戦をスイープ。そして、カブス3連戦の初戦も制した。
試合前には、アストロズはタッカーとライアン・プレスリーの凱旋を祝福するビデオを流した。プレスリーはアストロズの守護神として活躍した右腕で、2022年のワールドシリーズでは胴上げ投手になっている。このとき、最後の打者のファウルフライを捕球したのがタッカーだった。アストロズは昨年12月にスミス、イサーク・パレイデス、ヘイデン・ウェスネスキーとのトレードでタッカーを放出。その1カ月後にはプレスリーもトレードした。
なお、カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場して4打数2安打1三振。3試合ぶりとなるヒットを放ち、今季の打撃成績は打率.259、出塁率.315、OPS.849となっている。