ドジャース逆転勝ち ロブレスキーが6回3安打無失点の好リリーフ
2025.6.30 08:34 Monday
【ロイヤルズ1-5ドジャース】@カンザスシティ/カウフマン・スタジアム、6月29日(日本時間30日)
1勝1敗で迎えたロイヤルズ3連戦の最終戦。ドジャースを勝利に導いたのは24歳の若手左腕、ジャスティン・ロブレスキーだった。
オープナーのルー・トリビーノのあとを受けて2番手としてマウンドに上がったロブレスキーは自己最長タイの6イニングを投げ、3安打、6三振、1四球、無失点という好リリーフ。4回1/3よりも長いイニングを無失点に抑えたのは初めてだった。6月6日(同7日)に今季3度目のメジャー昇格を果たし、6月は5試合に登板して防御率2.73と安定したパフォーマンス。長いイニングを投げるリリーバーとして、メジャーの舞台で結果を残し始めている。
ロブレスキーは今季リリーフで登板した5試合すべてで4イニング以上を投げている。6月6日(同7日)のカージナルス戦では先発し、6イニングを6安打4失点で負け投手になったが、それ以降は4度のリリーフ登板で20回1/3を投げ、わずか自責点4と安定感が光る。その期間中に、シーズン通算の防御率は7.20から4.08まで向上した。
好リリーフを見せた左腕は最速99マイルの4シームを効果的に使い、空振り8球のうち6球が4シームだった。トータル83球(うちストライク58球)で18個のアウトを奪い、3登板連続となる白星を手にした。
ドジャースは3試合連続となる1試合5得点でロブレスキーを援護。二回にキケ・ヘルナンデスの8号2ランで逆転すると、六回にはウィル・スミスが直近9試合で4本目のアーチとなる10号ソロを放ち、3-1とリードを広げた。七回にはマックス・マンシーとミゲル・ロハスのタイムリーで2点を追加。5-1でロイヤルズを破り、3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。
ドジャースは今季53勝32敗でメジャー最高勝率をキープ。ロッキーズ、ロイヤルズと対戦したロード6連戦を5勝1敗で終え、6月上旬のカージナルス3連戦に負け越したあと、6カード連続の勝ち越しとなった。あす30日(同7月1日)は試合がなく、6月の戦いを終了。27試合で17勝10敗と7つの貯金を作った。
なお、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場して4打数ノーヒット1三振。2試合連続のノーヒットに終わり、今季の打撃成績は打率.287、29本塁打、54打点、出塁率.388、OPS1.021となっている。