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マリナーズ・ローリーが33号アーチ アロザレーナは通算100本塁打達成

2025.7.1 13:39 Tuesday

【マリナーズ6-2ロイヤルズ】@シアトル/T-モバイル・パーク、6月30日(日本時間7月1日)

 ロイヤルズ4連戦の初戦に6-2で勝利したマリナーズ。1試合2本塁打をマークし、その過程で通算100本塁打のマイルストーンに到達したランディ・アロザレーナの活躍も光ったが、注目を集めたのは、やはりカル・ローリーだった。

 ローリーは2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)との差を3本に広げる33号ソロを放ち、チームの勝利に貢献。マリナーズは3本のホームランとローリーの犠飛で合計6点を奪い、ロイヤルズを破った。

 マリナーズは現在17連戦の真っ最中で、前半のロード10試合は6勝4敗。後半の7試合は本拠地T-モバイル・パークで行われるが、いい形でスタートを切ることができた。

 オールスター・ゲームのファン投票でファイナリストに残り、すでにホームラン・ダービーへの出場も決まっているローリーだが、ホームに戻ってきた一戦で、大舞台に相応しい存在であることを見事に証明した。

 4点リードの七回、ローリーは左腕ダニエル・リンチ4世がカウント2-1から投じた4球目、外角低めへのナックルカーブに反応し、センター右への33号ソロ。この一打は飛距離393フィート(約119.8メートル)を計測し、アロザレーナの2本塁打と同じような位置に着弾した。

 ローリーはメジャーデビューした2021年から年々本塁打数を増やしており、昨季はキャリアハイの34本塁打。早くもあと1本に迫った。また、6月末までにローリーを上回る本塁打数を記録したのは、過去に2001年のバリー・ボンズ(39本塁打)と1998年のマーク・マグワイア(37本塁打)しかいない。この年のマグワイアはシーズン70本塁打でメジャー記録を更新し、ボンズは73本塁打でマグワイアの記録をさらに塗り替えた。

 1998年は、ケン・グリフィーJr.とサミー・ソーサも6月末の時点で33本塁打を放っていた。メジャーリーグの歴史上、6月末までに33本塁打を放ったのはローリーを含めた5人だけである。ボンズ、マグワイア、ソーサ、グリフィーJr.と肩を並べたローリーは、今後どこまで数字を伸ばしていくのだろうか。


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