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ドジャース・大谷翔平とカブス・鈴木誠也の6月の活躍を振り返る

2025.7.2 10:54 Wednesday

 MLBの2025年レギュラーシーズンは6月の戦いを終え、7月に突入した。ここでは6月にMLBの舞台でプレーした日本人野手2人、大谷翔平(ドジャース)と鈴木誠也(カブス)の活躍を振り返ろう。

大谷翔平(ドジャース)

 6月は27試合に出場して打率.265、7本塁打、17打点、出塁率.372、長打率.559、OPS.931を記録。投手としての調整を進めるなかで盗塁の数は減少しており、6月は1つも盗塁がなかった。これは月別で見ると、エンゼルス時代の2022年9~10月(30試合出場で0盗塁)以来のことである。

 しかし、打撃では何度も見せ場を作った。14日(日本時間15日)のジャイアンツ戦では今季3度目の1試合2本塁打。特に2本目のアーチ、今季25号ソロはメジャー通算250号という節目の一発になった。22日(同23日)と24日(同25日)にはカードを跨いで2試合連続アーチを放ち、日米通算300本塁打を達成。松井秀喜、福留孝介に次ぐ3人目の快挙となった。

 その後、26日(同27日)と27日(同28日)にもカードを跨いで2試合連続アーチを放ち、今季29本塁打はナショナル・リーグ最多。月間成績だけを見れば、突出した数字はなかったものの、シーズントータルの成績では得点(82)、塁打(207)、本塁打(29)、長打率(.633)、OPS(1.021)など多くの部門でリーグトップに立っている。

 また、オールスター・ゲームのファン投票ではフェイズ1でリーグ最多得票を獲得し、5年連続5度目となるオールスター・ゲーム出場が決定。投手としても着実に状態を上げており、7月以降は投打二刀流での大活躍に期待がかかる。

鈴木誠也(カブス)

 6月は26試合に出場して打率.226、8本塁打、17打点、出塁率.265、長打率.481、OPS.746を記録。5月までと比較すると、やや低調な1カ月となったが、それでもコンスタントに本塁打を放ち、打点も着実に積み上げていった。

 7日(同8日)のタイガース戦では今季3度目の1試合2本塁打をマークし、チームの勝利に貢献。先制の15号ソロ、ダメ押しの16号ソロと2本とも効果的な一発だった。17日(同18日)のブリュワーズ戦では1点ビハインドの五回に18号逆転3ラン。ファーストストライクから積極的に振りにいく姿勢が奏功し、チームを勝利に導いた。

 22日(同23日)のマリナーズ戦では再び1試合2本塁打を記録。チームは敗れたものの、3年連続3度目となるシーズン20本塁打を達成した。その後、24日(同25日)と28日(同29日)にも一発を放ち、シーズン22本塁打で早くもキャリアハイを更新。69打点もエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)と並んでリーグトップとなっており、今後は両部門でどこまで数字を伸ばしていくか注目される。


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