カブス50勝到達 鈴木誠也は23号ソロを放ち打点リーグ単独トップに
2025.7.2 12:01 Wednesday
【カブス5-2ガーディアンズ】@シカゴ/リグレー・フィールド、7月1日(日本時間2日)
カブスは7月の初戦を制し、今季50勝に到達。鈴木誠也は六回に高々と打ち上げる23号ソロを放ち、貴重な追加点を叩き出した。この一打で今季70打点となり、エウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に1差をつけてナショナル・リーグの単独トップに浮上。キャリアハイ(2023年の74打点)の更新も目前だ。
カブスの勝利の立役者となったのは、7回5安打2失点の好投を見せた先発のマシュー・ボイド。昨季復活のチャンスをくれた古巣ガーディアンズ相手の登板だったが、安定したピッチングでキャリアハイにあと1と迫る今季8勝目を挙げた。
ボイドは昨季終了後にガーディアンズからFAとなり、カブスとの2年契約を選択。ガーディアンズのスティーブン・ボート監督は「ボイドの人柄をよく表している出来事は、カブスと契約したときに、私に謝罪の電話をくれたということだ」と語っている。
34歳のベテラン左腕は今季17度目の先発登板で12度目のクオリティスタートを記録。故障者の発生などに苦しむ先発陣において、ここまで8勝3敗、防御率2.65という素晴らしい活躍を見せ、ローテーションを牽引する存在となっている。
カブスは二回にマイケル・ブッシュのタイムリーとカーソン・ケリーの2点タイムリー二塁打で合計3点を先制。四回にノーラン・ジョーンズのタイムリーとアンヘル・マルティネスの犠飛で1点差に迫られたが、ボイドの失点はこの2点だけだった。
その後、カブスは六回に鈴木の23号ソロで貴重な追加点を挙げると、八回にはケリーの犠飛で5点目を奪ってダメ押し。5-2で3連戦の初戦を制し、今季50勝に到達した。