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ブレーブス・プロファーが出場停止から復帰 バーデューゴがDFAに

2025.7.3 09:28 Thursday

 2日(日本時間3日)、ブレーブスは80試合の出場停止処分期間が終了したジュリクソン・プロファーを戦列に復帰させた。プロファーは本拠地でのエンゼルス戦に「5番・左翼」でスタメン出場している。また、プロファーの復帰に伴い、ロースターの枠を空けるために、アレックス・バーデューゴのDFAが発表された。

 プロファーは今年1月、3年4200万ドルの好条件でブレーブスと契約。開幕から4試合に出場したところで禁止薬物に指定されているヒト絨毛性ゴナドトロピン(パフォーマンス向上薬の一つ)に陽性反応を示したことが明らかになり、MLB機構が定める薬物規定に従って80試合の出場停止処分が科された。

 復帰したプロファーは正左翼手として起用され、打線の中軸を打つ見込み。なかなか調子が上がらないチームを牽引し、8年連続となるポストシーズン進出に導くような活躍が期待される。ただし、薬物規定違反による出場停止処分を受けているため、プロファー自身は今年のポストシーズンに出場できない。

 元トップ・プロスペクトのプロファーは昨季、パドレスで158試合に出場して打率.280、24本塁打、85打点、10盗塁、OPS.839とキャリアハイの成績をマーク。2020~23年は合計470試合(1793打席)でOPS.702と平凡な成績に終わったが、ようやく元有望株の才能を開花させた。2023年シーズン終盤にロッキーズを解雇されていたことを考えると、昨季の活躍はパドレスにとって嬉しいサプライズだった。

 一方、今年3月に1年150万ドルで加入したバーデューゴは、期待に応える活躍を見せることができず、DFAが決定。契約した当初、人員余剰気味のブレーブス外野陣において、バーデューゴがどのような役割を担うのか不透明だったが、プロファーの出場停止により、多くの出場機会を得ることになった。

 開幕当初はジャレッド・ケルニックが左翼手として起用されていたが、数週間でマイナー降格に。それ以降はバーデューゴが左翼のレギュラー格として起用されていたものの、56試合に出場して打率.239、0本塁打、12打点、1盗塁、OPS.585と結果を残せなかった。

 これまでドジャース、レッドソックス、ヤンキースで活躍してきた実績があるバーデューゴだが、ブレーブスは守備・走塁でも貢献できるスチュアート・フェアチャイルドやイーライ・ホワイトを残すほうがチームにとって得策であると判断。バーデューゴのDFAを決断した。

 なお、ブレーブスの左翼手はチーム全体で、今季メジャーワーストのfWAR -1.9を記録している。プロファーにはこの状況を一変させるような活躍が期待される。


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