プロファー復帰のブレーブスが逆転勝ち 菊池は力投するも4勝目ならず
2025.7.3 11:34 Thursday
【ブレーブス8-3エンゼルス】@アトランタ/トゥルイスト・パーク、7月2日(日本時間3日)
クリス・セールに続いてスペンサー・シュウェレンバックも負傷者リスト入りし、今後も厳しい戦いが続くことが予想されるブレーブスだが、開幕直後に禁止薬物の使用が発覚して80試合の出場停止処分を受けていたジュリクソン・プロファーがようやく復帰。初戦から本塁打を放つなど、チームの勝利に貢献する活躍を見せた。なお、エンゼルスの菊池雄星は勝利投手の権利を持って降板したが、降板直後に逆転され、4勝目を逃した。
初回にジョー・アデルのタイムリーで2点を先制されたブレーブスは、エンゼルス先発の菊池から何度かチャンスを作りながらも五回まで無得点。連続イニング無得点は21まで伸び、敗色濃厚かと思われた。
しかし、エンゼルスは六回に菊池が2死一、二塁のピンチを招き、球数が100球に到達したところで交代させることを選択。2番手のライアン・ゼファージャンがマウンドに上がったが、ブレーブスはショーン・マーフィーが12号3ランを放ち、一気に試合をひっくり返した。
さらにブレーブスの攻撃は続き、マイケル・ハリス2世のヒットと2つの四球で2死満塁のチャンスに。ここでマット・オルソンに16号グランドスラムが飛び出し、7-2とリードを広げた。ゼファージャンは続くオースティン・ライリーにもヒットを浴び、打者6人から一つもアウトを取れずにマウンドを降りた。
六回に逆転のきっかけとなるヒットを放ったプロファーは、七回にエンゼルス3番手のハンター・ストリックランドが投じたチェンジアップをとらえ、ライトへの1号ソロ。移籍後初アーチを放ち、自身の復帰戦に花を添えた。
エンゼルスは九回にホルヘ・ソレアの9号ソロで1点を返したが、3-8で逆転負け。菊池は5回2/3を投げて6安打、7三振、2四球、2失点と力投し、今季100三振を突破したものの、2番手のゼファージャンが大誤算だった。菊池の防御率は2.81となっている。