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カブス・鈴木誠也が3打点で今永を援護 73打点でメジャー単独トップに

2025.7.3 12:45 Thursday

【カブス5-4ガーディアンズ】シカゴ/リグレー・フィールド、7月2日(日本時間3日)

 負傷者リストから復帰して2登板目、本拠地リグレー・フィールドでは復帰後初めての登板となった今永昇太は、ソロ本塁打3本を浴びてガーディアンズにリードを許したが、打点王争いの先頭を走る鈴木誠也が2安打3打点の活躍で援護した。カブスは鈴木のほかに、ピート・クロウ=アームストロングも2安打2打点の活躍を見せ、5-4で逆転勝利。六回途中4安打3失点の今永には今季5勝目が記録された。

 復帰2登板目となった今永は、直球の制球がやや甘くなったところを仕留められ、二回先頭から2球連続の被弾。カルロス・サンタナに10号ソロ、レーン・トーマスに4号ソロを浴び、2点のリードを許した。

 三回にはデービッド・フライにも2号ソロを浴びて3失点目。これもカウント1-1からの3球目、91マイルの直球がやや甘く入ったところをとらえられた。しかし、それ以降は立ち直り、打者10人に対してヒット1本に抑える好投。このピッチングがチームの逆転を呼んだ。

 カブスは3点ビハインドの三回にイアン・ハップの四球とカイル・タッカーのヒットで無死一、二塁のチャンスを作り、鈴木が左中間へのタイムリー二塁打を放って反撃を開始。続くクロウ=アームストロングもショートへのタイムリー内野安打を放ち、1点差に詰め寄った。

 四回には2死二、三塁の好機で鈴木が打席に入り、遊撃ブライアン・ロキオのグラブに当たってセンター前に抜けていく逆転の2点タイムリー。次打者クロウ=アームストロングもタイムリー三塁打で続き、5-3とリードを奪った。

 その後、九回にスティーブン・クワンの犠飛で1点を返されたものの、5-4で逃げ切り。鈴木とクロウ=アームストロングの「兄弟コンビ」が全5打点を叩き出す活躍を見せ、チームを逆転勝利に導いた。

 今永は5回1/3(81球)を投げて4安打(うち3本塁打)、4三振、無四球、3失点という内容。今季5勝目を挙げ、防御率は2.78となった。

 鈴木は「3番・DH」でスタメン出場し、3打数2安打3打点の活躍。2四球と合わせて合計4度出塁し、チームの勝利に大きく貢献した。今季の打撃成績は打率.261、23本塁打、73打点、出塁率.319、OPS.869。打点王争いでメジャー単独トップに浮上している。


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