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ドジャースがWソックス3連戦をスイープ 快投のメイを打線が援護

2025.7.4 13:58 Friday

【ドジャース6-2ホワイトソックス】ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム、7月3日(日本時間4日)

 八回途中まで4安打、9三振、1四球、2失点という素晴らしいピッチングを見せたダスティン・メイ(ドジャース)。しかし、八回にブルックス・ボールドウィンに4号2ランを浴びた直後に交代となり、明らかに自身のピッチングに納得していないような素振りを見せた。

 普段から感情を表に出すタイプのメイだが、チームの勝利に大きく貢献したとはいえ、六回途中までパーフェクト、七回まで無失点と見事なパフォーマンスを見せていただけに、自身の登板の終わり方に納得がいかなかったのだろう。

 メイが先発登板で八回のマウンドに立つのは、メジャーリーグのキャリアで初めてのことだった。しかし、先頭打者のジョシュ・ロハスにヒットを許すと、次打者ボールドウィンには4号2ランを被弾。ボールドウィンに打たれたシンカーは、メイがこの試合で投じた最後の1球となった。

 それでも2023年3月31日のダイヤモンドバックス戦以来1年半ぶりに7イニングを投げ抜き、特に最初の5イニングは打者15人をパーフェクト。メイの降板時にはドジャー・スタジアムの観客席から大歓声が送られた。

 2年ぶりの戦列復帰を果たした今季、メイはすでに未知の領域に足を踏み入れている。投球イニング数(89回2/3)は、すでにキャリアハイ(2020年の56回)を30イニング以上も更新。6月に先発のマウンドに立ったのもキャリアで初めてのことだった。故障者が続出している先発陣において、離脱することなくローテの一角を担い続けているメイは、ドジャースにとって極めて貴重な存在だ。

 ドジャースは初回に四球で出塁した大谷翔平をフレディ・フリーマンがタイムリー二塁打でかえし、1点を先制。三回にはフリーマンの2点タイムリー二塁打とマイケル・コンフォートの7号2ランで5-0とリードを広げた。

 七回には打撃不振が続いていたムーキー・ベッツがダメ押しの10号ソロ。八回に2点を返されたものの、タナー・スコットとカービー・イェーツがホワイトソックスの反撃を封じ、ホワイトソックス3連戦をスイープした。

 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、2打数ノーヒットに終わったが、四球で2度出塁し、いずれもフリーマンのタイムリーで生還。2得点でチームの勝利に貢献した。今季の打撃成績は打率.284、30本塁打、56打点、出塁率.385、OPS1.012となっている。


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