オールスターの先発は? スクバルが本命、NLは3人が有力か
2025.7.5 14:13 Saturday
7月6日(日本時間7日)、2025オールスターゲームのロースターが発表される。既に明らかになっている投票で選出された野手のスターティングメンバーに加え、投手陣も発表となり、山本由伸(ドジャース)や菊地雄星(エンゼルス)らの選出が期待される。全体のロースターが発表される前に、今年のオールスターゲームで先発投手の栄誉に輝くかもしれない投手たちを見てみよう。
ア・リーグにおける大本命は、昨季のサイ・ヤング賞投手であるタリク・スクバルだ。投手三冠に輝いた昨季からさらに進化を続け、今季は109回を投げて138三振に対してわずか13四球、そして防御率2.15を記録している。昨季も前半戦だけで10勝、防御率2.41、100三振と好調だったが、惜しくも先発投手の栄誉は逃した左腕は、今季満を持して大役を務めるかもしれない。
そのスクバルに次ぐ候補と見られる投手は4人。スクバルを凌ぐ防御率1.85を記録しているハンター・ブラウン(アストロズ)、こちらもスクバルを凌ぐ144三振を奪っているギャレット・クローシェ(レッドソックス)、スクバルに並ぶ10勝に加え、リーグ2位の防御率2.13を残しているマックス・フリード(ヤンキース)、そして同じく防御率2.17と復活のシーズンを送っているジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)がそうだ。
一方のナ・リーグは、昨季の先発投手を新人ながら務めたポール・スキーンズが最有力。スキーンズはナ・リーグトップの防御率2.03を記録している。
しかし、スキーンズのライバルも強力だ。ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)はリーグトップの113回2/3を消化し、総合指標fWARで1位のスキーンズ(3.5)に肉薄する3.4を記録。そして同じくfWAR3.4を記録するザック・ウィーラー(フィリーズ)は、136三振でリーグトップに立ち、防御率2.27でリーグ2位に入っている。どちらも近年のナ・リーグを代表する名投手だが、まだオールスターでの先発経験はない。
先発の大役は、上記の投手の中から選ばれる可能性が高いだろう。彼ら以外のダークホースとしては、ア・リーグはフランバー・バルデス(アストロズ)、クリス・ブービッチ(ロイヤルズ)、カルロス・ロドン(ヤンキース)、ジョー・ライアン(ツインズ)の4人。そしてナ・リーグでは山本由伸(ドジャース)、マッケンジー・ゴア(ナショナルズ)、アンドリュー・アボット(レッズ)、ロビー・レイ(ジャイアンツ)、クリストファー・サンチェス(フィリーズ)、ソニー・グレイ(カージナルス)らが挙げられた。