English Español 韓国語

ホームラン・ダービーの出場選手が決定 ローリーら豪華メンバー揃う

2025.7.11 09:42 Friday

 10日(日本時間11日)、ホームラン・ダービーの出場選手が決定した。すでにロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、カル・ローリー(マリナーズ)、ジェームス・ウッド(ナショナルズ)、バイロン・バクストン(ツインズ)、オニール・クルーズ(パイレーツ)、ジュニア・カミネロ(レイズ)が出場を表明していたが、ブレント・ルーカー(アスレチックス)とジャズ・チザムJr.(ヤンキース)の参戦も決定。今年のホームラン・ダービーは14日(同15日)にアトランタのトゥルイスト・パークで行われる。

 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)や大谷翔平(ドジャース)といったトップ選手が出場しないホームラン・ダービーだが、今年も豪華なメンバーが揃った。最大の注目は、やはり本塁打王争いのトップに立つローリーだろう。今季ここまで36本塁打を放ち、ジャッジと大谷を上回って堂々のメジャートップ。3度優勝したケン・グリフィーJr.に次ぐ球団史上2人目のダービー制覇を狙う。

 地元ブレーブスからはアクーニャJr.が参戦する。左膝手術の影響もあり、今季は5月23日(同24日)まで出場できなかったアクーニャJr.だが、復帰後は41試合に出場して打率.336、11本塁打、OPS1.055の活躍。2019年と2022年の出場時は、いずれもピート・アロンソ(メッツ)に敗れたが、今回アロンソは出場しない。地元開催の選手が優勝すれば、史上4人目の快挙となる。

 ウッド、クルーズ、カミネロという若手スラッガーたちにも注目したい。ウッドとカミネロはともに現在22歳。優勝すれば、1993年のフアン・ゴンザレス(23歳265日)による最年少優勝記録を更新する。また、クルーズはスタットキャスト史上最速となる打球速度122.9マイル(約197.8マイル)の本塁打を記録している怪物。大舞台でどんな打球をかっ飛ばしてくれるか、期待は大きい。

 身体能力抜群のバクストンは今季479フィート(約146.0メートル)の特大アーチを放っており、パワーでも他の選手に引けを取らない。昨季キャリアハイの39本塁打、今季も19本塁打を放っているルーカーも侮れない存在だ。チザムJr.はヤンキースの選手では2017年のジャッジとゲーリー・サンチェス以来の参戦となり、ジャッジ以来球団史上5人目の優勝を目指す。

 ホームラン・ダービーは3ラウンド制で行われ、第1ラウンドは全選手が制限時間3分、もしくは球数制限40球に到達するまで打ち続ける。その後、3アウト制のボーナスタイムが与えられ、このボーナスタイム中に飛距離425フィート(約129.5メートル)の本塁打を1本でも打てば、4アウト目が追加される。ボーナスタイムも含めた本塁打数の上位4名が準決勝に進出する(同数の場合は最長飛距離で勝者を決める)。

 準決勝は第1ラウンドの「1位vs4位」、「2位vs3位」の直接対決となる。制限時間2分、もしくは球数制限27球に到達するまで打ち続け、本塁打数を競う(第1ラウンドの本塁打数は持ち越さない)。同数の場合、60秒間の延長戦が行われ、そこでも決まらない場合は3スイング制の延長戦を勝者が決まるまで行う。決勝も同じルールとなる。

 なお、打者は各ラウンドで45秒のタイムアウトを1度だけ取ることができる。ただし、タイムアウトはボーナスタイム中には使用できず、最初の制限時間内(第1ラウンドは3分、準決勝以降は2分)に使用する必要がある。


spotvnow