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怪物新人・ミジオロウスキーがオールスターに選出 わずか5登板で旋風

2025.7.12 15:01 Saturday

 11日(日本時間12日)、ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーがオールスター・ゲームに選出された。ミジオロウスキーは6月にデビューしたばかりだが、まだ短いキャリアでポール・スキーンズやクレイトン・カーショウに投げ勝つなど、旋風を巻き起こしている。

 出場を辞退したマシュー・ボイド(カブス)の代替要員として発表されたのは、まだキャリアで5試合にしか登板していない23歳の新人だった。「言葉が出ません。全く予想外で、光栄です」とミジオロウスキーは語った。

 アメリカン・ファミリー・フィールドで行われたブルワーズ対ナショナルズ戦で、国歌斉唱のためにファウルラインに立つ3分前に、パット・マーフィー監督はミジオロウスキーにこの知らせを伝え、試合が終わるまで秘密にしておくように言った。ミジオロウスキーは、その夜ずっと身をよじっていたという。

 デビューからわずか5試合でオールスターに選出されるのは、前代未聞の事態だ。昨季、ポール・スキーンズ(パイレーツ)がわずか11登板でオールスター・ゲームの先発に抜擢され、記録を更新したが、わずか1年でミジオロウスキーがそれを塗り替えた。

◆オールスターゲーム初選出までの試合数

5 – ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)、2025年
11 – ポール・スキーンズ(パイレーツ)、2024年
13 – マーク・フィドリッチ(タイガース)、1976年
13 – 野茂英雄(ドジャース)、1995年
13 – ドントレル・ウィリス(マーリンズ)、2003年

 ミジオロウスキーは5登板(5先発)で4勝1敗、防御率2.81をマーク。25回2/3を投げて33奪三振を記録し、相手打者を打率.138に抑えている。デビュー戦では5回を無安打に抑え、2戦目でも7回途中までパーフェクトゲームの快投を見せた。そして直近のドジャース戦では6回12三振と好投し、レジェンド左腕カーショウに投げ勝った。

 オールスター・ゲームでもその自慢の剛速球を披露してくれるだろうか。ミジオロウスキーは「とにかくやってみよう。迷う必要はないと思う。チャンスを掴んで、突き進むしかない」と意気込みを語った。


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