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ナ・リーグのオールスター先発投手・スキーンズが意気込みを語る

2025.7.15 12:26 Tuesday

 14日(日本時間15日)、パイレーツのポール・スキーンズがオールスター・ゲームの公式会見に出席。15日(同16日午前9時開始予定)の一戦では、2年連続でナ・リーグの先発投手を務める。2年目の若手ながら、既に球界の顔に成長しつつあるスキーンズは、球宴でどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。本人が意気込みを語った。

 「本当に光栄です。ドック(ナ・リーグのデーブ・ロバーツ監督)に感謝します。オールスターゲームは昨年、幸運にも出場することができました。オールスターゲームの先発を断るなんて考えられません。このステージに立ち、長年見てきた素晴らしい選手たちと一緒にプレーできることは、本当に光栄です。彼らと同じフィールドでプレーできることは、最高の経験です。また戻ってこられて嬉しいです」。

 パイレーツの投手が2年連続でオールスター・ゲームの先発を務めるのは史上初の快挙だ。そして、この栄誉はまさにスキーンズにふさわしい。スキーンズは防御率2.01でナ・リーグの先発投手の中でトップを走っている。さらに、投球回(121)、三振(131)、先発登板数(20)、クオリティスタート(12)でも上位6位に入って前半戦をターン。ナ・リーグの新人王に輝き、規定投球回に未達ながらサイ・ヤング賞のファイナリストにノミネートされた昨季と同様、圧倒的な活躍を見せている。

 スキーンズを先発に抜擢したロバーツ監督は「来年も先発しても驚かない」と語った。スキーンズはまだキャリアが浅いにもかかわらず、球界最高の投手として認識されつつある。このまま好投を続ければ、今季のサイ・ヤング賞の最有力候補になることだろう。

 もしスキーンズの足を引っ張る可能性があるとすれば、それは4勝7敗という勝敗だ。スキーンズは開幕前、パイレーツの再建脱出を期待していたが、今のところそれは実現していない。パイレーツは波乱のシーズンを送っており、5月8日にデレク・シェルトン監督を更迭。チームとして貧打に苦しんでおり、スキーンズは5月以降は14試合で防御率1.84と好投しながらも、勝ち星はわずか1にとどまっている。

 チームとしては苦しいシーズンを送っているが、スキーンズは前向きな姿勢を崩していない。「あらゆる面で学びの多い経験だった。今は借金が何個あったとしても、ただ負け越しの1シーズン、失敗の1シーズンだと捉えるようにしている」とコメントした。


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