ビッグマーケットのコンテンダー3球団がパイレーツ・ケラーに興味
2025.7.18 10:38 Friday
ポストシーズン進出が期待されるビッグマーケットのコンテンダー3球団、ヤンキース、メッツ、カブスはいずれもミッチ・ケラー(パイレーツ)の獲得に興味を示しているようだ。ピッツバーグ地元紙「ピッツバーグ・ポスト=ガゼット」のノア・ハイルズ記者が報じている。
ハイルズ記者によると、現時点ではメッツがフロントランナーとみられているという。メッツは前半戦終了間際に千賀滉大とショーン・マナイアが戦列復帰。後半戦は千賀、マナイア、クレイ・ホームズ、デービッド・ピーターソン、フランキー・モンタスとベストメンバーに近い先発ローテを組むことが可能になったが、先発陣をより強化するために、パイレーツで昨季まで2年連続2ケタ勝利、今季も20先発で防御率3.48と安定した働きを見せているケラーを狙っているようだ。
クラーク・シュミットの離脱で先発陣が駒不足に陥っているヤンキースもケラー獲得に興味を示している。現在はマックス・フリード、カルロス・ロドン、マーカス・ストローマンの3人に、ウィル・ウォーレンとキャム・シュリットラーの新人コンビを加えてローテを形成しているが、後半戦の戦いに向けて不安が残る。ケラーはパイレーツと5年7700万ドルの契約を結んでおり、来季以降3年5500万ドル分の契約を残しているが、メッツやヤンキースの資金力を考えれば、さほど大きな問題にはならないはずだ。ただし、3年半保有できるケラーを獲得するためには、極めて大きな対価が必要になることは間違いない。
カブスもケラーに興味を示しているようだが、ハイルズ記者によると、本命の補強ターゲットとしてケラーを狙っているわけではなく、あくまでも「予備のプラン」という位置づけに近いという。また、カブスは三塁にも不安を抱えており、パイレーツの守備の名手キブライアン・ヘイズの獲得も検討しているとみられる。ヘイズは2023年にゴールドグラブ賞を初受賞したが、昨季はOPS.573、今季もOPS.577と打撃が低迷。パイレーツとは2029年まで8年7000万ドルの長期契約を結んでいる。