カブス・鈴木が後半戦初打席で26号3ラン 打点リーグトップに浮上
2025.7.19 08:53 Saturday
【カブス4-1レッドソックス】シカゴ/リグレー・フィールド、7月18日(日本時間19日)
鈴木誠也(カブス)は前半戦終了時点でリーグ2位タイの77打点、同4位の25本塁打、同11位のwRC+を記録。オールスター・ゲームに選出されてもおかしくないだけの成績を残していた。
結局、自身初となるオールスター選出を果たすことはできなかったが、後半戦の初戦は初回の第1打席で先制の26号3ランを放つ好スタート。今季80打点に到達し、ナショナル・リーグの打点王争いで再びトップに浮上した。
初回のカブスの攻撃は、先頭のマイケル・ブッシュと2番カイル・タッカーが連続四球でチャンスメイク。「3番・DH」の鈴木はレッドソックス先発のルーカス・ジオリトが投じた初球、93.5マイル(約150.5キロ)の高めの4シームを叩き、左中間に26号先制3ランを放り込んだ。
カブス投手陣は先発のコリン・レイが5回4安打1失点と好投し、5人のリリーバーも無失点。鈴木の先制アーチで奪ったリードを守り、10連勝中だったレッドソックスを4-1で破った。
カブスは今季の成績を58勝39敗とし、少なくともあと1日はナ・リーグ中部地区の単独首位の座をキープすることが確定。トレード・デッドラインでは買い手に回ることが確実視されており、ジェッド・ホイヤー編成本部長もそのスタンスを隠していない。この試合が終了した時点で2位ブルワーズとは1.5ゲーム差となったが、5年ぶりの地区優勝とポストシーズン進出を成し遂げるためにも、1勝をコツコツと積み重ねていくことが大切になる。
トレード・デッドラインまで2週間を切ったが、カブスはトレード市場の情勢がより明確になるまで、やや様子見の姿勢を取っている。現在は勝利を積み重ねていくことに集中しており、鈴木の一発により、後半戦は幸先の良いスタートを切ることができた。
なお、鈴木は三回の第2打席でもヒットを放ち、4打数2安打3打点の活躍。今季の打撃成績は打率.265、OPS.876となっている。