レッドソックスの連勝が10でストップ 吉田正尚は代打で空振り三振
2025.7.19 09:27 Saturday
【カブス4-1レッドソックス】シカゴ/リグレー・フィールド、7月18日(日本時間19日)
破竹の10連勝で前半戦を終えたレッドソックスだが、その勢いを後半戦の初戦に持ち越すことはできなかった。10連勝以上の大型連勝のままオールスター・ブレイクに突入したのは1935年タイガース、1975年レッズ、2022年マリナーズに次いで今年のレッドソックスが4チーム目。過去3チームはいずれも後半戦の初戦に敗れたが、レッドソックスも1-4でカブス3連戦の初戦を落とした。
先発のルーカス・ジオリトは前半戦の最終6先発でいずれもクオリティスタートを達成し、5勝0敗、防御率0.70の好成績をマーク。ところが、後半戦の初戦は立ち上がりに制球を乱し、1番マイケル・ブッシュと2番カイル・タッカーをいずれも四球で歩かせると、鈴木誠也には高めのフォーシームを捉えられ、左中間への26号先制3ランを浴びた。
「シリーズ、そして後半戦の始まり方としては最悪だった」と自身のピッチングを振り返ったジオリト。オールスター・ブレイクを挟み、中8日と登板間隔が空いたことについては「言い訳はできない。いつでも投げられる準備を整えておくのが自分の仕事だから」と語った。
レッドソックス打線は三回2死からチャンスを作り、ロマン・アンソニーのタイムリー二塁打で反撃。しかし、それ以降は走者を出しながらも得点を奪えず、八回に代打で登場した吉田正尚も空振り三振に倒れた。
アレックス・コーラ監督は「チャンスはあったと思うが、走塁ミスが痛かった」と試合を振り返った。しかし、前日の夜にリグレー・フィールドで行われた任意参加の練習会にはほぼ全員が出席するなど、チームの雰囲気は決して悪くない。カブス3連戦の2戦目は今永昇太との対戦になるが、相手のエース左腕を打ち崩し、再び勢いに乗っていけるか注目だ。