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ヤンキースが5点差をひっくり返す逆転勝利 ボルピーがマルチ本塁打

2025.7.20 13:25 Sunday

【ブレーブス9-12ヤンキース】アトランタ/トゥルーイストパーク、7月19日(日本時間20日)

 ア・リーグ東地区2位のヤンキースは、最大5点のビハインドをひっくり返し、ナ・リーグ東地区4位のブレーブスに逆転勝利。不振に苦しんでいたアンソニー・ボルピーにマルチ本塁打が飛び出し、同点の九回にはトレント・グリシャムがグランドスラムを放ち、勝負を決めた。

 ヤンキースは先発のウィル・ウォーレンが5失点と打ち込まれ、五回終了時で2-7と劣勢に立たされた。しかし、3安打に四球、敵失を絡めて4点を返す。七回にコディ・ベリンジャー、八回にはボルピーがその日2本目となるソロを放ち、ついに8-8の同点に追いついた。そして九回、2死満塁のチャンスでグリシャムが17号グランドスラムを放ち、12-8と一気に勝ち越し。結局、ブレーブスを12-9で下し、鮮やかな逆転勝利を見せた。

 勝利の立役者となったのは、五回に追い上げの11号2ラン、八回に同点12号ソロを放ったボルピー。名門球団の正遊撃手として3年目を迎える24歳は、6月15日以降の99打数でわずか9安打(打率.121)と不振に喘いでいた。この日、ボルピーが試合前に集まったファンに対してサイン会を行っていると、ファンからは「元気を出せ。いいことが起こるぞ」が励ましの声がかかった。そしてその言葉は現実のものとなり、ボルピーは劣勢を変える2ラン、そして同点ソロを放ち、チームを逆転勝利に導いた。

 ヤンキースは後半戦の初勝利を挙げ、今季の戦績を54勝44敗とした。地区首位のブルージェイズは後半戦の出だしを連勝で飾っており、ヤンキースは差を3ゲームから縮められていない。ブレーブスとの3連戦が終われば、次は21日(日本時間22日)からは敵地トロントに乗り込み、ブルージェイズとの3連戦が始まる。5点差をひっくり返す逆転勝利で、ヤンキースは天王山に向けて勢いを作れるだろうか。


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