マリナーズがアストロズにサヨナラ勝ち 首位攻防戦に連勝で3G差に
2025.7.20 15:03 Sunday
【マリナーズ7×-6アストロズ】シアトル/T-モバイル・パーク、7月19日(日本時間20日)
ア・リーグ西地区首位のアストロズと2位のマリナーズによる首位攻防3連戦の2戦目は、マリナーズが延長11回にもつれた熱戦を制した。マリナーズは1点ビハインドの十回、打者のグリップエンドに投球が当たるラッキーヒットで同点に追いつくと、続く十一回には新人のコール・ヤングがサヨナラヒットを放ってアストロズを破った。アストロズは連敗が3に伸びた一方、マリナーズの連勝は5に伸び、両者の差は3ゲームに縮まっている。
二回、マリナーズはアストロズ先発のランス・マッカラーズJr.の乱調に漬け込み、満塁のチャンスを作る。そして、8番ウィリアムソンの内野ゴロの間に1点を先制した。しかし三回、アストロズも1死一、三塁と好機を作り、キャム・スミスのタイムリーで同点に。
ただ、マリナーズも三回に反撃し、ルーク・レイリーとドミニク・ケンゾーンのタイムリーで3点の勝ち越しに成功する。3点のリードをもらったマリナーズ先発のローガン・エバンスだったが、五回に先頭に二塁打、四球を与えたところで降板。しかし、2番手カルロス・バルガスは引き継いだ走者を還して1点を失い、さらに続投した六回にも3本のタイムリーを浴び、4-5と逆転を許してしまった。
1点を追いかけるマリナーズは八回、アストロズの剛腕セットアッパー・アブレイユに対し、先頭のランディ・アロザレーナが二塁打で出塁。その後、1死二、三塁にチャンスを広げ、暴投で同点に追いついた。
試合はそのまま5-5のまま延長戦に突入し、十回にアストロズは犠牲フライで1点を勝ち越し。アストロズは守護神ジョシュ・ヘイダーがイニングを跨ぎ、逃げ切りを図った。しかし、四球と犠打で1死二、三塁のピンチを招き、続くディラン・ムーアに対する投球はバットのグリップエンドに命中。跳ね返りを捕球したヘイダーはこれをファンブルし、その間に三塁走者が還って試合は振り出しに戻ってしまった。
十一回、マリナーズは守備を無失点でしのぎ、攻撃では新人のコール・ヤングがサヨナラヒットを放ち、アストロズに6-5で勝利。後半戦最初のシリーズとなるアストロズ3連戦は、マリナーズが最初の2戦を取って勝ち越しを決めた。直接対決に連勝したマリナーズは、首位アストロズとの差を3ゲームに縮めた。20日(日本時間21日)に控える3戦目は、アストロズがハンター・ブラウン、マリナーズがブライアン・ウーと、共に今季のオールスターに選出された好投手が対戦する。