レッドソックスが後半戦初勝利 終盤の一発攻勢でカブスに逆転勝ち
2025.7.21 07:37 Monday
【カブス1-6レッドソックス】シカゴ/リグレー・フィールド、7月20日(日本時間21日)
オールスター・ブレイク明けの2試合で1点しか取れず、カブス3連戦の3戦目も六回まで無得点に抑えられていたレッドソックスだが、終盤の一発攻勢で逆転勝ち。6-1で勝利し、3連戦のスイープ負けを回避した。レッドソックスの吉田正尚は「4番・左翼」でスタメン出場したが、3打数ノーヒットに終わり、代打を送られて途中交代。カブスの鈴木誠也も「3番・DH」で3打数ノーヒット1四球に終わった。
レッドソックス先発のギャレット・クローシェは二回1死二塁からイアン・ハップにタイムリーを浴び、先制点を献上。しかし、五回2死満塁のピンチを無失点で切り抜けるなど、毎回のように走者を出しながらもカブスに追加点を与えず、6回100球を投げて8安打、5三振、2四球、1失点と粘りの投球で先発の役割を果たした。
七回、レッドソックスは先頭のトレバー・ストーリーが四球を選んで出塁。次打者ウィルヤー・アブレイユは初球でバントを試みたが、空振りとなった。しかし、次の1球、やや甘く入ってきた94.8マイル(約152.6キロ)のフォーシームをとらえ、右中間への19号逆転2ラン。普段それほど感情を表に出さないアブレイユだが、打球がスタンドインしたのを見届けると、ダグアウトに向かって叫びながら豪快なバットフリップを見せた。
八回には1死一、二塁のチャンスで吉田に打席が回り、左腕ドリュー・ポメランツがマウンドに立っていたため、アレックス・コーラ監督はアレックス・ブレグマンを代打に起用。ここでブレグマンが期待に応えて12号3ランを放ち、5-1とリードを広げた。
2死後、アブレイユが2打席連発となる20号ソロを放ち、さらに1点を追加。後半戦の初戦で10連勝が止まり、カブスに連敗していたレッドソックスだが、終盤の一発攻勢で逆転勝利を収め、後半戦初勝利を挙げるとともに、カブス3連戦のスイープ負けを回避した。