アストロズが首位攻防3連戦のスイープ負けを回避 13安打11得点の猛攻
2025.7.21 08:58 Monday
【マリナーズ3-11アストロズ】シアトル/T-モバイル・パーク、7月20日(日本時間21日)
2位マリナーズに3ゲーム差をつけている首位アストロズにとって、首位攻防3連戦の最終戦は「絶対に勝たなければならない試合」ではなかったかもしれない。しかし、最初の2試合に連敗しており、それに近い位置づけの試合であったことは間違いない。
最大7ゲーム差が3ゲーム差まで縮まり、3連戦の2戦目では正三塁手イサーク・パレイデスが負傷離脱。苦しい状況に置かれていたアストロズだが、3連戦の最終戦では13安打11得点と打線が爆発し、首位攻防3連戦のスイープ負けを回避することに成功した。
四回までに3点をリードされたアストロズだったが、五回にキャム・スミスの2点タイムリー二塁打などで同点とし、六回にはクリスチャン・ウォーカーの13号ソロとテイラー・トラメルの2号ソロで5-3と勝ち越し。その後も打線の勢いは止まらず、七回に4点、八回にも2点を追加してマリナーズを突き放した。
「3番・DH」で起用されたビクター・カラティニは2本のタイムリーを含む5打数3安打3打点の活躍。「6番・中堅」でスタメン出場したトラメルも本塁打を含む4打数3安打3打点をマークするなど、複数の主力を欠く中で伏兵たちの活躍が光った。
これで2位マリナーズとは再び4ゲーム差。黄金期を支えたスター選手たちが次々にチームを去り、ここ数年は「チームとしてピークを過ぎた」と言われ続けているアストロズだが、今季も勝負所での強さは健在だ。