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タイガースが連敗を6でストップ 両リーグ一番乗りで今季60勝に到達

2025.7.21 11:25 Monday

【レンジャーズ1-2タイガース】アーリントン/グローブライフ・フィールド、7月20日(日本時間21日)

 オールスター・ブレイクを挟んで今季ワーストの6連敗を喫していたタイガースは「サンデーナイト・ベースボール」として行われたレンジャーズ3連戦の最終戦に2-1で勝利。連敗を止めるとともに、今季メジャー最速で60勝に到達し、再びメジャー最高勝率に浮上した。

 チームの嫌な流れに歯止めをかけたのは、やはり絶対的エースだった。二回にザック・マキンストリーのタイムリーで先制したタイガースは、先発のタリック・スクーバルが素晴らしいピッチングを披露。三回に3者三振を奪うなど、圧巻の三振ショーを展開し、七回先頭のマーカス・セミエンから奪った空振り三振で今季7度目となる2ケタ三振を達成した。

 その直後、連打を浴びて1死一、三塁のピンチを招いたが、ジョナ・ハイムを空振り三振に仕留めてガッツポーズ。球数が105球に達していたため、スクーバルはここで降板した。

 2番手のタイラー・ホルトンが暴投で同点のランナーの生還を許し、スクーバルには1失点が記録されたが、6回2/3を投げて4安打、11三振、無四球と圧巻のパフォーマンス。無四球での2ケタ奪三振は通算7度目となり、ジャスティン・バーランダーが持つ球団記録を塗り替えた。

 同点に追いつかれた直後の八回、タイガースは先頭からの連打で無死一、二塁のチャンスに。スペンサー・トーケルソンが空振り三振、ウェンシール・ペレスがサードフライに倒れて2死となったが、マット・ビアーリングがセンター前にタイムリーを放ち、2-1と勝ち越しに成功した。

 勝ち越したあとは、ホルトンと3番手のウィル・ベストがレンジャーズの打者6人をパーフェクトに抑え、2-1で逃げ切り。絶対的エースのスクーバルが先発した試合で勝利を収め、後半戦初勝利を手にした。

 ちなみに、同一シーズンの「サンデーナイト・ベースボール」で2度の2ケタ三振を記録したのはスクーバルが初めて。シーズン最初の20先発で「150三振以上&20四球未満」を記録したのは1900年以降でスクーバル(164三振&16四球)が5人目となった。


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