ドジャース・スコットが左肘炎症でIL入り 右腕ディアスが再昇格
2025.7.23 09:53 Wednesday
22日(日本時間23日)、ドジャースは左腕タナー・スコットを左肘炎症で15日間の負傷者リストに登録したことを発表した。スコットは前日の試合で登板したものの、前腕の「刺すような痛み」を訴えて緊急降板。デーブ・ロバーツ監督は「負傷者リスト入りの可能性が高い」と話していた。スコットに代わるリリーバーとして右腕アレクシス・ディアスが再昇格。また、7月末のトレード期限に向けて、トレード補強の動きも加速していきそうだ。
31歳のスコットは月間最優秀リリーバー2度の実績を誇り、昨季マーリンズで自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした左腕。昨季終了後にFAとなり、4年7200万ドルの大型契約で今季からドジャースに加入した。
クローザーとして期待は大きかったが、今季は調子の波が激しく、月間防御率は3月6.75、4月0.82、5月7.59、6月1.35、7月8.10とジェットコースターのように大きく上下動。シーズン通算の防御率は4.14まで悪化し、26度のセーブ機会で7度失敗するなど役割を果たせない登板も目立ち、大型契約の期待に応えられないパフォーマンスが続いていた。
スコットの不調もあり、ドジャースはトレード市場においてブルペンの補強を目指す方針であることが報じられている。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヨアン・デュラン(ツインズ)、エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)、フェリックス・バティースタ(オリオールズ)、デービッド・ベッドナー(パイレーツ)、ライアン・ヘルズリー(カージナルス)といった投手たちが獲得候補に浮上しているようだ。
負傷者リスト入りしているブレイク・トライネンの復帰が近づいているドジャースだが、スコットとともに今季から加入したカービー・イェーツも防御率3.86と安定感を欠いており、ブルペンの補強が急務であることは間違いない。トレードで誰を獲得するのか、今後の動きが注目される。