カージナルスがヘルズリー、アレナドら主力選手の放出を模索か
2025.7.27 09:27 Sunday
今季終了後にFAとなるライアン・ヘルズリー、フィル・メイトン、スティーブン・マッツらがトレード要員となっているカージナルスだが、ほかにも主力選手の放出を模索しているようだ。米メディア「ジ・アスレチック」でカージナルスを担当するケイティ・ウー記者によると、カージナルスはノーラン・アレナドやソニー・グレイに対するトレードのオファーを受け付けているという。
アレナドは高額の長期契約が2年半残っている。昨季終了後、カージナルスは積極的にアレナドの放出に動いたものの、結局トレードは実現しなかった。アレナドは全球団に対するトレード拒否権を持っており、アストロズ、ドジャース、パドレス、レッドソックス、ヤンキースへの移籍を希望。しかし、「FA市場の動きを待ちたい」とアストロズへのトレードを拒否し、現在に至るまでカージナルスの一員としてプレーを続けている。
グレイは今季が3年契約の2年目。来季の年俸は3500万ドルと高額で、2027年は年俸3000万ドルのオプション(またはバイアウト500万ドル)となっている。アレナド同様、全球団に対するトレード拒否権を持っており、グレイ自身はカージナルス残留を希望しているとみられる。
また、今季オールスター・ゲーム初選出を果たしたブレンダン・ドノバンがトレード市場で注目を集めていることも明らかになっている。ドジャースやヤンキースが興味を示しているようだが、ヤンキースはすでにロッキーズからライアン・マクマーンを獲得しており、引き続きドノバン獲得を狙っているかどうかは不透明だ。
なお、ドノバンがFAになるのは2027年シーズン終了後のため、カージナルスとしては放出を急ぐ必要はない。アンタッチャブル(放出不可)な存在として位置づけているわけではないものの、トレードバリュー(価値)を極めて高く設定しており、他球団が獲得するためにはかなりの対価が必要になることが予想される。