ヤンキースの補強が続く ナショナルズからアメッド・ロサリオを獲得
2025.7.27 12:15 Sunday
すでにロッキーズからライアン・マクマーンを獲得しているヤンキースがさらなる補強に動いた。26日(日本時間27日)、ヤンキースはナショナルズとのトレードでユーティリティ・プレーヤーのアメッド・ロサリオを獲得したことを発表。対価としてクレイトン・ビーター、ブロウム・マルティネスの若手2選手を放出した。
ロサリオはメジャー9年目の29歳。メッツ時代にはトップ・プロスペクトとして期待され、正遊撃手を務めていた時期もあるが、近年は内外野を守れるユーティリティ・プレーヤーとして多くのチームを渡り歩いている。
今季はナショナルズで47試合に出場し、打率.270、5本塁打、18打点、OPS.736を記録。内外野を守れることに加え、左腕に強いのが強みで、今季は左腕に対して打率.299、OPS.816の好成績を残している。新加入のマクマーンのほか、トレント・グリシャム、ベン・ライス、ジャズ・チザムJr.と左腕に弱い左打者が多いため、対左腕要員として重宝されそうだ。
ヤンキースが放出したビーターはMLBパイプラインの球団別有望株ランキングで20位にランクインしていた26歳の右腕。昨季メジャーデビューを果たし、今季はメジャーで2試合に登板しているが、0勝1敗、防御率14.73と結果を残せなかった。マイナー3Aでは今季18試合に登板し、1勝0敗2セーブ、4ホールド、防御率3.10をマークしている。
マルティネスは昨年1月にヤンキースと契約したばかりの18歳の外野手。ドミニカ共和国のサマーリーグでプレーし、今季18試合に出場して打率.404、3本塁打、16打点、13盗塁、OPS1.139と素晴らしい活躍を見せている。今後の成長が期待される「原石」だ。