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トラウトが通算1000打点の節目に到達 マリナーズを接戦で破る

2025.7.28 10:03 Monday

【エンゼルス4-1マリナーズ】アナハイム/エンゼルスタジアム、7月27日(日本時間28日)

 エンゼルスのマイク・トラウトが通算1000打点の節目に到達した。トラウトはマリナーズ戦の五回、好投手ローガン・ギルバートからセンター後方へ特大の19号2ラン。この本塁打に助けられ、エンゼルスはマリナーズを4-1で破り、同地区ライバルとの4連戦を2勝2敗で終えた。敗れたマリナーズはカル・ローリーの41号ソロが飛び出したが、打線がわずか2安打と沈黙した。

 エンゼルスがカイル・ヘンドリックス、マリナーズがギルバートの両先発で始まったこの試合は、三回まで互いにパーフェクト投球を展開する投手戦となる。ギルバートは四回2死から初安打を許し、四球でピンチを拡大したが、ジョー・アデルをその日6個目の三振に切って取り、ピンチを難なく脱した。

 均衡が崩れたのは五回、エンゼルスは際どい判定の2四球と1死球で満塁のチャンスを作り、内野ゴロの間にまず先制。そして暴投で2点目を加え、打席にはトラウトを迎えた。トラウトは外角の直球を捉え、センター後方へ飛距離443フィート(約135メートル)の特大弾。エンゼルスは一挙に4点のリードを得た。

 一方のマリナーズは七回、先頭のローリーが41号ソロを放ち、ここで先発のヘンドリックスを降板させた。その後もマリナーズは追い上げを試みたが、エンゼルスのリリーフ投手陣が無失点リレーでつなぎ、4-1で逃げ切った。

 エンゼルスを勝利に導いたトラウトの大きな一発は、本人にとっても節目の一打となった。この日までに通算999打点を積み上げていたトラウトは、この2ランで通算1001打点とし、球団史上3人目・現役選手では9人目の1000打点到達者に。また、この本塁打は通算397本塁打目となり、史上59人目・現役選手では2人目の通算400本塁打にも近づいている。

 トラウトは「これはチームメイトが出塁しないと達成できない。試合後、僕が指摘したことの一つはそれだった。チームメイトがいなければ、これらの栄誉はどれも得られなかった。だから、本当に楽しかったよ」と語り、自身の記録達成に貢献したチームメートを称えた。

 一方のマリナーズは敗れ、エンゼルスとの4連戦勝ち越しを逃した。地区首位のアストロズが最下位のアスレチックスにスイープ(4連敗)したため、首位とのゲーム差は3.5に縮まったとはいえ、それ以上に差を詰めたかったのが本音だろう。

 また、マリナーズのローリーはMLBトップを快走する41本目の本塁打を放った。今季の打撃成績は打率.257、OPS.986、41本塁打、86打点、12盗塁となっている。


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