ブレーブスが先発右腕フェッディを獲得 カージナルスからDFA
2025.7.28 10:52 Monday
27日(日本時間28日)、ブレーブスはカージナルスから先発右腕エリック・フェッディを金銭トレードで獲得した。ブレーブスはトレード市場では売り手に回ることが予想されているが、先発ローテに負傷者が続出。先発の頭数を揃えるべく、24日(同25日)にカージナルスからDFAされたばかりのフェッディ獲得に動いた。
32歳のフェッディは今季、20登板(20先発)で3勝10敗、防御率5.22をマーク。31先発で防御率3.30と安定感を発揮していた昨季から一転、不振に陥っていた。特に直近7登板では防御率9.64と不振を極め、ついに24日(同25日)にカージナルスからDFAを受けた。
フェッディに白羽の矢を立てたのは、先発不足に陥っているブレーブスだった。ブレーブスは27日(同28日)に先発右腕グラント・ホームズが右肘の炎症で負傷者リスト入りし、ついに開幕ローテの5人全員が負傷者リスト入りすることとなった。
現在、ローテには負傷者リストから復帰したスペンサー・ストライダー、マイナーから昇格したブライス・エルダー、そしてブルペンから抜擢されたジョーイ・ウエンツの3人しかいない。今季1先発あたり5イニング以上を消化しているフェッディの存在は、絶不調とはいえ助けになるだろう。
ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「とにかく前進し続けるしかない。何とか方法を見つけて、この状況をうまくまとめていく。我々がローテーションの全員を失ったからといってシーズンが止まるわけではないのだから、それしかできない」と、この苦境について語った。
開幕前にはポストシーズン進出の有力候補に挙げられていたにもかかわらず、ブレーブスはトレード市場では売り手に回ると見られる。放出候補に挙がるのは、守護神ライセル・イグレシアス、新人ドレイク・ボールドウィンに定位置を奪われたマーセル・オズナ、そして捕手のショーン・マーフィーら。31日(1日)のデッドラインを前に再びトレードに動くだろう。