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メッツ・千賀が5回3失点 チームは終盤に逆転して7連勝

2025.7.28 12:00 Monday

【ジャイアンツ3-5メッツ】サンフランシスコ/オラクルパーク、7月27日(日本時間28日)

 メッツの千賀滉大がジャイアンツ戦に先発。千賀は5回3失点の内容で勝ち負けは付かなかった。試合は千賀降板後にメッツが逆転し、5-3でジャイアンツに勝利。ジャイアンツとの3連戦をスイープし、連勝を7に伸ばした。

 初回、千賀は1四球を与えたものの、後続を断って無失点の立ち上がりを見せる。二回も単打と四球を許したが、3つのアウト全てを三振で奪って無失点。援護点をもらった三回も先頭に四球を与えながら、ゼロで抑えた。

 しかし四回、千賀は先頭のマット・チャップマンに15号ソロを被弾。その後も2四球でピンチを招いたが、後続を打ち取って1失点でしのいだ。ただ、味方に逆転してもらった五回にも、チャップマンに16号2ランを浴び、ジャイアンツに逆転を許してしまった。

 千賀は5回3失点で降板。3三振に対して5四球を与える苦しい投球だったが、失点はチャップマンに対する2本塁打のみに抑えた。負傷者リスト(IL)から復帰後の千賀は、3先発(12イニング)で防御率5.25とまだ本領発揮はできていない。しかし、この日は復帰後最多となる92球を投じるなど、徐々に離脱前の状態へと近づいている。

 一方、ジャイアンツはこの日は先発投手を立てないブルペンデーを敢行。1点のリードを奪った六回の途中から、オールスターに選出されたランディ・ロドリゲスを投入した。

 しかし、ロドリゲスは七回、先頭のロニー・マウリシオに5号ソロを被弾。ライトフェンスを大きく飛び越えてスプラッシュ・ヒットとなる同点弾を浴びてしまう。2死まで連続三振でこぎ着けたものの、続くフアン・ソトには逆方向に25号ソロを打たれ、まさかの勝ち越しを許してしまった。

 4-3と逆転したメッツはブルペンが反撃に耐え、九回にはブランドン・ニモのタイムリーで5点目の追加点。2点リードをもって最後の3アウトを託された守護神エドウィン・ディアスは、3四死球で1死満塁のピンチを招いたが、最後は連続三振で締めくくった。

 メッツはこれで連勝を7に伸ばし、地区2位のフィリーズとのゲーム差を1.5に広げた。一方のジャイアンツはメッツとの3連戦を通して得点圏で23打数無安打と決定打を欠き、痛い被スイープ(3連敗)に。ポストシーズン進出圏内とのゲーム差は3に広がっている。


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