山本由伸が7回1失点9Kの快投 大谷も3得点に絡んで援護、連敗止める
2025.7.29 13:06 Tuesday
【レッズ2-5ドジャース】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、7月28日(日本時間29日)
ドジャースの大谷翔平と山本由伸がレッズ戦に先発。山本は7回1失点9三振の快投で9勝目をマークし、大谷も決勝点となるタイムリーを放つ活躍でそれを援護した。一方、レッズは新人のチェイス・バーンズが10三振の好投を見せ、九回にも追い上げを図ったが及ばなかった。
今季22度目の先発マウンドに上った山本は、レッズの剛腕ルーキーのチェイス・バーンズとマッチアップ。ドジャースは初回、バーンズの立ち上がりを攻め、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーで1点を先制した。一方の山本も1死から2つの四球と安打で満塁のピンチを招き、内野ゴロの間に1失点。序盤からスコアが動く展開となった。
しかし、二回以降は両投手が奪三振ショーを見せる。二回はバーンズが3三振を奪うと、山本もフォーシームで2つの三振を奪ってそれに応えた。その後もバーンズ、山本は毎イニング三振の山を築き、投手戦を繰り広げた。
五回、ドジャースがその均衡を崩す。1死一、三塁のチャンスで大谷を迎えると、大谷は99.4マイル(約159.9キロ)のフォーシームを捉えてセンターオーバーの二塁打に。これで2人の走者が還り、ドジャースは3-1と勝ち越した。
この日の山本にとっては2点は十分なリードだった。山本は七回まで投げ抜き、1失点、4安打、2四球しか許さず、9三振を奪う快投。シーズン防御率は2.48に改善され、7月1日以来の勝ち星(9勝目)を挙げた。
一方、山本と共に奪三振ショーを演じたバーンズは、5回2/3を投げて3失点を喫して3敗目。ドジャース打線から10三振を奪って四球はわずか1と持ち味を発揮したが、メジャー初勝利はお預けとなった。
そして、ドジャースは七回にも2点の追加点を入れた。九回には1点を失い、なおも満塁のピンチを背負ったが、辛くも5-2で逃げ切り。連敗を2で止め、シーズン62勝目をマークした。
また、大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打2打点1得点と活躍。七回には四球で出塁してからフリーマンのタイムリーで得点し、今季のMLBで初めてシーズン100得点目をマークした。この日は1番のベッツが2安打1四球で3得点、2番の大谷も1安打2四球で1得点2打点と、得点を演出。過去30日ではメジャー25位の89得点と、ドジャースは打線の調子が鈍っているが、ベッツ・大谷のコンビが機能すれば得点力不足は解決されそうだ。