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ナ中地区首位攻防戦はブルワーズが先勝 カブスに逆転勝利

2025.7.29 13:14 Tuesday

【ブルワーズ8-4カブス】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、7月28日(日本時間29日)

 ナ・リーグ中地区の首位に同率で並んでいるブルワーズとカブスは、この日からミルウォーキーで直接対決3連戦を戦う。その初戦はブルワーズが8-4で逆転勝利を収め、1ゲーム差を付けて単独首位に立った。カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打1四球1得点だった。

 ブルワーズの先発がジェイコブ・ミジオロウスキー、カブスの先発がマシュー・ボイドと、共にオールスターに選出された好投手同士のマッチアップが実現した。

 ミジオロウスキーはこの日、立ち上がりに苦しんだ。先頭から単打、四球、単打を与えて無死満塁のピンチを招くと、暴投と内野安打、そして自身の送球エラーで3点を先制されてしまう。

 しかし、ミジオロウスキーは40球を費やした初回から立ち直り、二回から四回までは10打者連続で凡退に打ち取った。そして、その粘りの投球が逆転劇を呼び込んだ。

 ブルワーズは、3回にクリスチャン・イェリッチとアイザック・コリンズのタイムリーなどで4得点を奪って逆転。その後、五回にアンドリュー・ボーン、六回にサル・フリーリック、七回にはクリスチャン・イエリッチがそれぞれ本塁打を放ち、カブスを突き放した。

 そして、ミジオロウスキーが4回3失点7三振で降板してからは、ブルワーズは7投手の継投リレーで反撃を抑え、首位攻防戦の初戦に勝利した。

 ファンはこの3連戦を数週間前から待ち望んでいた。しかし、イェリッチは、すべてのプレッシャーはカブスにかかっていると見ていた。イェリッチは前日「ご存知の通り、私たちのチームはプレッシャーを感じていない。そもそも、誰も私たちがこんな状況に陥るとは思っていないような気がする」と語った。

 しかし、現在ブルワーズは63勝43敗でナ・リーグ中地区首位に立っている。両チーム間の直接対決は残り7試合だが、イェリッチは「まだ何も決まっていない」と率直に語った。

 「カブスは良いチームだ。彼らが良いチームだと楽しいだろう?」とイエリッチはカブスについて語った。「彼らは地区優勝を期待されている。高い期待を背負っているはずだ。彼らは我々のコーチ陣の半分を抱え、多くのトレードも行っている。だから、もし地区優勝を逃したら、きっと彼らはかなりがっかりするだろう。私たちとしては、彼らとリーグの他のチームを苦しめ、何ができるか試すだけだ。それが我々のこれまでのやり方だ」と、クレイグ・カウンセル監督をはじめ、多くのスタッフをブルワーズから引き抜いたカブスについて率直なコメントを残した。

 29日(同30日)に行われる2戦目は、カブスがコリン・レイ、ブルワーズがクイン・プリースターをそれぞれ先発に立てる。そして3戦目はカブスが今永昇太、ブルワーズがフレディ・ペラルタを立て、エース対決となる予定だ。


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