ブルワーズがベテラン捕手のジャンセンを獲得 レイズは捕手を入れ替え
2025.7.29 14:43 Tuesday
28日(日本時間29日)、ブルワーズはキャッチャーのダニー・ジャンセンをレイズからトレードで獲得したと発表。ブルワーズは正捕手のウィリアム・コントレラスが中指を骨折しながらプレーを続けており、頼れる控え捕手を必要としていた。対価としてブルワーズのNo.24有望株である内野手ジャダー・アレイナモがレイズに移籍する。
現在30歳のジャンセンは、今季1年契約でレイズに加入。打率.204、OPS.703、11本塁打と打撃貢献は目立たないながら、ブロッキングをはじめ守備力の定評は高い。また、ブルワーズはジャンセンと共にレイズから金銭も受け取ると報じられている。
ジャンセンの獲得によって、ブルワーズの捕手層は改善された。チームにはコントレラスという絶対的な正捕手がおり、今季も105試合中87試合にスタメン出場している。ただ、コントレラスは中指を骨折しながらプレーしており、健康状態には不安を抱えていた。また、ジャンセン加入に伴い、これまで控え捕手を務めてきたエリック・ハースがDFAされた。
対価として放出されたのは、21歳の内野手アレイナモ。今季はハイAで94試合に出場し、打率.297、OPS.818、11本塁打、15盗塁と好成績を残していた。
レイズは7月に入ってから7勝14敗と失速し、貯金はわずか1に減っていた。ただ、ジャンセンの放出は、必ずしもレイズがシーズンに白旗を上げて売り手に回ったことを意味していない。レイズはジャンセンを放出する一方で、マーリンズからキャッチャーのニック・フォーテスを獲得したとの報道も出ている。今季限りでFAとなるジャンセンに対し、フォーテスは2028シーズンまで残り3年半の保有期間を残している。チーム状況にかかわらず、柔軟なトランザクションを行うのがレイズの真骨頂。トレード期限を前にピート・フェアバンクスやブランドン・ラウといった主力を放出することもありえるかもしれない。