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Wヘッダーの試合間にトレード成立 ドミンゲスがブルージェイズへ

2025.7.30 08:55 Wednesday

 29日(日本時間30日)、オリオールズとブルージェイズはダブルヘッダーを戦っているが、第1試合と第2試合の間にトレードが成立した。ブルージェイズは有望株ジュアロン・ワッツ=ブラウンを放出し、オリオールズからセランソニー・ドミンゲス(プラス金銭)を獲得。ドミンゲスは第1試合をオリオールズ、第2試合をブルージェイズの選手としてプレーすることになった。

 ドミンゲスは今季43試合に登板して41回2/3を投げ、2勝3敗2セーブ、13ホールド、防御率3.24、54三振を記録。昨夏もフィリーズからオリオールズへのトレードを経験しており、2年連続で夏場にトレードされたことになる。平均98マイル近いフォーシームを武器とする速球派右腕であり、ブルペンの強化を目指していたブルージェイズにとっては待望の補強。今季限りで3年契約が終了し、シーズン終了後にはFAとなる。

 ドミンゲスを獲得したブルージェイズだが、今後もブルペンの補強を継続するとみられる。関係者によると、ブルージェイズは引き続きライアン・ヘルズリー(カージナルス)の獲得を狙っており、ほかにも多くのリリーフ投手を調査しているようだ。MLB.comでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「少なくともあと1人はリリーフ投手を獲得するだろう。ヘルズリーの優先順位はかなり高い」と伝えている。

 オリオールズへ移籍するワッツ=ブラウンはMLBパイプラインの球団別プロスペクト・ランキングでブルージェイズの10位にランクインしていた右腕。今季はマイナー(1A+と2A)で19試合に先発して89イニングを投げ、2勝5敗、防御率3.54、115三振を記録している。ちなみに、オリオールズとブルージェイズの2A球団も直接対決の当日だったため、ワッツ=ブラウンもドミンゲス同様に「対戦相手チームへの移籍」となった。

 なお、ブルージェイズはロースターの枠を空けるためにチャド・グリーンのDFAを発表。昨季はクローザーも務め、自己最多の17セーブを挙げたグリーンだが、今季は45試合に登板して3勝2敗1セーブ、7ホールド、防御率5.56と安定感を欠いていた。


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