首位攻防3連戦はブルワーズが連勝 カブスとのゲーム差を2に広げる
2025.7.30 11:51 Wednesday
【ブルワーズ9-3カブス】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、7月29日(日本時間30日)
カブスとの首位攻防3連戦の初戦を制して単独首位に浮上したブルワーズは、2戦目も9-3で快勝。アンドリュー・ボーンが10号グランドスラムを含む4打数3安打6打点の大活躍で打線を牽引した。この結果、首位ブルワーズと2位カブスのゲーム差は2に拡大。カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場して4打数1安打だった。
初回3失点から逆転勝利を収めた初戦に続き、2戦目もブルワーズが強さを見せつけた。1点を先制された直後の二回に連打で無死一、二塁のチャンスを作り、送りバントと犠牲フライで同点に追いつくと、三回には一死満塁からボーンの犠牲フライで勝ち越し。ピンチをしのいだ直後の五回にはボーンのタイムリーなどで3点を追加し、5-1とリードを広げた。
ニコ・ホーナーの4号ソロで1点を返された直後の六回には相手のエラーもあって1死満塁のチャンスを迎え、ボーンが10号グランドスラム。甘く入ってきた初球のカーブをとらえ、飛距離409フィート(約124.7メートル)の一発を左中間の自軍ブルペンに放り込んだ。
七回にピート・クロウ=アームストロングの犠牲フライで1点を返されたものの、大勢に影響はなく、9-3で快勝。六回途中まで2失点に抑えたブルワーズ先発のクイン・プリースターに10勝目が記録され、メジャー3年目で初の2ケタ勝利を達成した。
勝利の立役者となったボーンは6月中旬にホワイトソックスからトレードで加入し、7月上旬にメジャー昇格を果たしたばかりの元有望株。今季ホワイトソックスでは48試合で打率.189、5本塁打、19打点、OPS.532に終わっていたが、移籍後は15試合で打率.375、5本塁打、21打点、OPS1.210と打ちまくり、現在のブルワーズの快進撃を象徴する存在となっている。
鈴木はショートゴロ、空振り三振、サードゴロ併殺打、レフトへの二塁打で4打数1安打。1点ビハインドの五回、1死一、三塁の好機で併殺打に倒れたのが痛かった。2試合連続でヒットを放ち、今季の打撃成績は打率.251、出塁率.311、OPS.828となった。