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エンゼルス逆転勝ちで3連勝 菊池は六回途中10安打4失点で勝敗つかず

2025.7.30 13:59 Wednesday

【エンゼルス8-5レンジャーズ】アナハイム/エンゼルスタジアム、7月29日(日本時間30日)

 エンゼルスの菊池雄星は本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、六回途中まで2失点に抑える力投。しかし、残した2人の走者がいずれも生還し、一時的にレンジャーズに逆転を許したため、5勝目を手にすることはできなかった。試合はエンゼルスが8-5で逆転勝ち。連勝を3に伸ばし、借金を2とした。

 初回に2点を先制してもらった菊池は毎回のように走者を出しながらも三回まで無失点。四回にカイル・ヒガシオカの5号ソロ、五回にアドリス・ガルシアのタイムリーで1点ずつを失ったが、五回終了時点でエンゼルスが3-2とリードしていたため、菊池は5勝目の権利を手にした。

 ところが、六回1死からヒガシオカとジョシュ・スミスに連打を許し、ピンチを招いたところで降板。2番手のブロック・バークがエゼキエル・デュランにタイムリーを浴び、左翼テイラー・ウォードの悪送球も絡んで2者が生還したため、菊池の勝ち投手の権利はあっという間に消滅した。

 菊池は5回1/3(105球)を投げて10安打、5三振、無四球、4失点(自責点3)という内容。牽制で走者をアウトにするなど落ち着いた投球を見せたものの、6試合連続で6回を投げ切ることができず、シーズン通算の防御率はやや悪化して3.30となった。

 エンゼルスは逆転を許した直後の六回に打線が奮起し、2死一、二塁からグスタボ・キャンペロのタイムリーで4-4の同点に。さらに代打ヨアン・モンカダと1番ザック・ネトに連続タイムリーが飛び出し、3点を勝ち越した。

 八回にヒガシオカの2本目のアーチとなる6号ソロで2点差に詰め寄られたものの、直後に1点を追加し、8-5で勝利。八回の攻撃ではネトとマイク・トラウトが連続死球を受けて場内が騒然とする一幕もあったが、最終戦を残してレンジャーズ3連戦の勝ち越しを決めた。

 トレード期限まで残り1試合となり、借金は2つ。一部の主力選手にはトレードの噂も出ているが、売り手に回るのか買い手に回るのか、ペリー・ミナシアンGMの決断が注目される。


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