カブスが投手補強 ナショナルズから右腕マイケル・ソロカを獲得
2025.7.31 13:29 Thursday
30日(日本時間31日)、カブスが投手補強に動いた。ナショナルズに若手有望株2選手(ロニー・クルーズとクリスチャン・フランクリン)を放出し、マイケル・ソロカを獲得。今季ここまで16試合に先発して3勝を挙げている右腕がカブス投手陣に加わることになった。
メジャー屈指の強力打線を誇るカブスにとって、補強ポイントが「投手」であることは明白だった。ジェッド・ホイヤー編成本部長は他球団の投手を幅広くチェックしていることを明言しており、まずは補強の第一弾としてソロカの獲得に成功。ソロカは昨季ホワイトソックスでリリーバーとして好成績を残したため、先発だけでなくリリーフでの起用も考えられる。
今季のソロカは1年900万ドルの契約でナショナルズに加入。16試合に先発して81回1/3を投げ、3勝8敗、防御率4.87、87三振を記録している。K/BB(3.63)は自己ベスト(2019年の3.46)を上回っており、5点近い防御率が示すほど投球内容は悪くない。ナショナルズ時代と同様に先発ローテーションの一角として起用される可能性もあるだろう。
カブスはソロカを獲得するために、MLBパイプラインの球団別プロスペクト・ランキングで13位だったクルーズと14位のフランクリンを放出した。クルーズは2024年ドラフト3巡目(全体90位)指名でプロ入りした遊撃手で、今季はルーキーリーグで48試合に出場して打率.270、2本塁打、21打点、10盗塁、OPS.745を記録。一方のフランクリンは2021年ドラフト4巡目(全体123位)指名でプロ入りした外野手で、今季はマイナー3Aで86試合に出場し、打率.265、8本塁打、41打点、11盗塁、OPS.820をマークしている。
なお、カブスの投手補強はソロカ以降も続いており、オリオールズからリリーフ右腕のアンドリュー・キットリッジを獲得することで合意したと報じられている。