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カブスが8月の初戦を制す 新人右腕ホートンは17回2/3連続無失点

2025.8.2 08:56 Saturday

【カブス1-0オリオールズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月1日(日本時間2日)

 カブスの鈴木誠也はトレード・デッドライン明けの初戦、本拠地でのオリオールズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。8回4安打1失点で完投したオリオールズ先発のトレバー・ロジャースの前に3打数ノーヒットに終わったが、チームは1-0で勝利した。鈴木は2試合連続ノーヒットで今季の打撃成績は打率.248、出塁率.310、OPS.820となっている。

 トレード期限にリリーフ右腕のアンドリュー・キットリッジやユーティリティ・プレーヤーのウィリー・カストロ、先発右腕のマイケル・ソロカ、リリーフ左腕のテイラー・ロジャースを補強したカブス。新戦力が合流した最初の試合はロースコアの投手戦が展開され、わずか1時間49分というスピーディな試合となった。

 カブス先発のケイド・ホートンは強風が吹く中、5回71球を投げて2安打、3三振、3四球、無失点の好投を披露。カブスはホートンの労働量(球数やイニング数)を慎重に管理していく方針であり、少し早めの降板となったが、これで17回2/3連続無失点となり、直近5先発では防御率1.26と好投を続けている。

 カブスに唯一の得点が生まれたのは二回。カーソン・ケリーとピート・クロウ=アームストロングの連打で無死二、三塁のチャンスを作ると、ダンズビー・スワンソンは空振り三振に倒れたものの、イアン・ハップがライトへの犠牲フライを放ち、三塁走者のケリーが生還した。

 六回以降は4人のリリーバーが無失点リレー。新戦力のキットリッジも古巣を相手に2三振を含む3者凡退の好投を見せ、1点リードのまま迎えた最終回はクローザーのダニエル・パレンシアが締めくくった。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督は「これから素晴らしい3カ月が待っている。それが今日スタートしたんだ」とトレード・デッドラインを経て強化されたチームに手応えを感じている様子。充実の戦力を揃えたカブスが2020年以来5年ぶりの地区優勝&ポストシーズン進出に向け、好スタートを切った。


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