レッドソックスの有望株ロマン・アンソニーが初のサヨナラヒット
2025.8.2 11:12 Saturday
【レッドソックス2-1アストロズ】ボストン/フェンウェイパーク、8月1日(日本時間2日)
レッドソックスの吉田正尚は本拠地でのアストロズ戦に「6番・DH」でスタメン出場したが、2打数ノーヒット(1死球)。九回のサヨナラ機で回ってきた第4打席は左腕ジョシュ・ヘイダーとの対戦となったため、代打を送られて交代した。3試合ぶりのノーヒットに終わり、今季の打撃成績は打率.229、出塁率.260、OPS.614となっている。チームは延長戦の末、十回に有望株ロマン・アンソニーのキャリア初のサヨナラ打が飛び出し、2-1で勝利した。
トレード・デッドライン明けの初戦、レッドソックスは強豪アストロズとの接戦を制した。二回にクリスチャン・ウォーカーの14号ソロで先制されたものの、先発のクーパー・クリスウェルは7回7安打1失点の力投。しかし、アストロズ先発のハンター・ブラウンを攻略できず、六回まで無得点に抑えられた。
七回、レッドソックスはトレバー・ストーリーの四球と盗塁、吉田の死球で無死一、二塁の好機を作り、カルロス・ナルバエスが送りバントを決めてチャンス拡大。ここでウィルヤー・アブレイユがレフトへの犠牲フライを放ち、ようやく同点に追いついた。
九回は1死からストーリーが二塁打を放ち、一打サヨナラのチャンスに。吉田の代打で登場したロブ・レフスナイダーが四球を選び、1死一、二塁となったが、ナルバエスがセカンドフライ、アブレイユが空振り三振に倒れ、好機を生かせなかった。
しかし、タイブレークに突入した十回、4番手のグレッグ・ワイサートがアストロズの攻撃を無失点に抑える好リリーフを見せると、直後に無死二、三塁のチャンスが到来し、有望株アンソニーがセンター越えのサヨナラタイムリー。アストロズ3連戦の初戦を制し、今季60勝に到達した。
トレード期限にダスティン・メイとスティーブン・マッツを獲得し、投手陣を強化したレッドソックス。アレックス・コーラ監督が「いいチームになった」と手応えを語っていた通り、ロースコアの接戦をモノにして8月は白星スタートとなった。