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ドジャースが完封負け ILから復帰のスネルが好投も、援護できず

2025.8.3 10:07 Sunday

【レイズ4-0ドジャース】タンパ/ジョージ・M・スタインブレナーフィールド、8月2日(日本時間3日)

 ドジャースのブレイク・スネルが負傷者リストから復帰し、4ヵ月ぶりに先発。スネルは5回、3失点、8三振、無四球と好投を見せたが、打線の援護がなくドジャースは0-4でレイズに敗戦した。大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打3三振だった。

 デーブ・ロバーツ監督は「正直に言って、彼はこの球場の犠牲者だと思った。ライトスタンドに入った打球が何個かあった。両チームとも同じ球場で戦っている。それでも、彼は投げるべきところに投げていたと思うが、残念ながら少し運が悪かったと思う」と復帰戦のスネルをかばった。

 スネルが喫した3失点は、いずれもヤンディ・ディアスの本塁打によるものだった。ディアスの初回のソロはジョージ・M・スタインブレナーフィールドでしか本塁打になっていない当たりで、三回の2ランもジョージ・M・スタインブレナーフィールドとヤンキースタジアム、ダイキンパークの3球場でしか本塁打になっていない当たりだった。

 スネルは五回2死でディアスとの3回目の打席を迎え、ここでもヒットを許した。しかし、後続のキム・ハソンを打ち取り、終わってみれば5回を投げ5安打3失点、86球(57ストライク)を投げ、8三振、無四球の好投だった。

 スネルはほとんどハードヒットを許さなかった上、19度の空振りを奪った。本人はチェンジアップとスライダーには満足しているものの、代名詞のカーブと直球はまだ理想のレベルに達していないようだ。

 「思った以上にゾーンに投げ込めたのは良かった。今は感覚をつかもうとしているだけなので、そこは良かった。良い先発だった。一番悪かったのは負けたこと。勝つためにプレーしている。だから、もっと良くなって、勝つ方法を見つけなければならない」とスネルは語った。

 ドジャースは、まだ選手たちも認めるように最高のパフォーマンスを出せていない。投手陣は怪我に悩まされ、野手陣も不安定なパフォーマンスを見せている。それでも、この日の時点でナ・リーグ3位の成績を収めており、地区2位のパドレスに3ゲーム差をつけている。しかも、エースとして期待されていたスネルが4ヵ月間離脱していた中で、この成績で踏みとどまっている。

 8月になってようやく、ドジャースの先発ローテーションは開幕前に構想していた通りの布陣となった。開幕からローテーションの要として活躍している山本由伸、クレイトン・カーショウ、タイラー・グラスナウ、スネル、そして大谷翔平。

 「投手、守備、そして状況に応じた打撃で勝てると今でも信じている。試合でアウトを多く奪える選手を揃えるには、彼らが健康であることが全てだ。昨年は、それができないという状況だった。しかし、先発投手が健康で、本来の力を発揮できれば、チーム全員がより良くなるだろう」とロバーツ監督は語った。


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