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菅野が5回3失点 鈴木とMLBで初対戦し、2打数無安打1四球

2025.8.3 11:12 Sunday

【カブス3-4オリオールズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月2日(日本時間3日)

 オリオールズ・菅野智之(35)がカブス戦に先発し、鈴木誠也(31)とMLBで初めて対戦。2人の直接対決の結果は2打数無安打1四球だった。試合は菅野が5回3失点と試合を作り、終盤の逆転劇を呼び込み、オリオールズが4-3で勝利した。

 初回2死走者なしで、菅野と鈴木は1回目の対戦を迎えた。菅野が投じた初球のカッターに鈴木は手を出したが、打球は伸びずセンターフライ。菅野は鈴木を打ち取り、初回を三者凡退で終わらせた。

 続く二回、菅野は1死から3連打を浴びて先制を許し、さらに犠牲フライで2点目を失った。

 そして三回2死、鈴木と菅野は3回目の対戦。フォーシームとスイーパーでコーナーを攻めた菅野だったが、際どい判定もあり、ここは四球を与えてしまった。しかし、後続のピート・クロウ=アームストロング(PCA)を三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 菅野はカブスの強力な上位打線を沈黙させ続けたが、下位打線に足をすくわれた。四回、トレードデッドラインで新加入のウィリ・カストロに三塁打を浴び、続くニコ・ホーナーにこの日2本目のタイムリーを浴びて3失点目。菅野は五回、鈴木を3回目の対戦でもセカンドゴロに打ち取った。ただ、五回終了時で球数が95球(58ストライク)に達し、この回限りで降板した。

 しかし、0-3の劣勢からオリオールズは意地を見せた。カブス先発のマシュー・ボイドには7回無失点8三振と抑え込まれたが、降板後の八回に反撃。2死一、三塁からジョーダン・ウエストバーグがタイムリーを放って1点を返すと、続くガナー・ヘンダーソンが13号3ランを放ち、試合をひっくり返した。結局、ヘンダーソンの3ランが決勝点となり、オリオールズは4-3で逃げ切った。

 5回3失点5三振1四球で降板した菅野は「最低限の仕事はできたと思う」と、地元メディアに対し、強豪カブスとの対戦を振り返った。また、トレード候補として名前が浮上しながら残留したことについて「僕はこのチームに愛着がありますし、難しい状況というのは理解していますけど、こういう試合を若い子たちと一緒になって1試合でも多くできるように頑張っていきたい」と語った。


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