スピードウェイ・クラシックはサスペンデッドゲームに 4日に再開
2025.8.3 14:03 Sunday
2日(日本時間3日)、ブレーブスとレッズによる「スピードウェイ・クラシック」は雨天の影響で2時間17分遅れで開始したものの、一回裏1死の時点でサスペンデッドゲームとなった。試合は3日(同4日)の日本時間午前3時に再開される。
この日、テネシー州にある「ブリストル・モーター・スピードウェイ」のサーキット内に球場を作り、そこで試合を行う「スピードウェイ・クラシック」という初の試みが予定されていた。しかし、レッズとブレーブスの一戦は、雨天の影響でサスペンデッドゲームとなった。
ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「こちら側としては仕方がないが、何よりもファンの皆さんのことが残念だ。信じられないほどの観客で、試合前の雰囲気も最高だった。明日もたくさんのファンが残ってくれるといいな」と語った。
「スピードウェイ・クラシック」というコンセプトにふさわしく、この試合はリーグ屈指の剛腕同士のマッチアップが組まれていた。しかし、ブレーブス先発のスペンサー・ストライダーは急遽先発を回避することとなった。
一方、レッズ先発のチェイス・バーンズは雨の中先発し、初回を無失点2三振に抑えた。バーンズは、この2リーグ制となってから初のテネシー州での公式戦にふさわしい経歴の持ち主で、テネシー州ブリストルから100マイル(約160キロ)ほどの高校に通い、その後テネシー大学に進学した。バーンズは100マイルの直球を連発し、短い試合の中で見せ場を作った。
試合は一回のみで中断されてしまったが、試合前には華やかな演出が執り行われた。カントリー界のスーパースター、ティム・マグロウ、ポップアーティストのピットブル、カントリーミュージックのスター、ジェイク・オーウェンらによる音楽パフォーマンスをフィーチャーしたコンサートが開催。殿堂入り選手のジョニー・ベンチとチッパー・ジョーンズ、そしてレーシングドライバーのチェイス・エリオットとカイル・ブッシュの4名による始球式も行われた。選手たちもレーシングスーツをかたどった私服、防具、スパイクに身を包み、MLBの歴史に残るイベントを楽しんだ。