レッドソックスの有望株アンソニーが8年1億3000万ドルで契約延長
2025.8.7 08:48 Thursday
6日(日本時間7日)、レッドソックスは21歳の有望株ロマン・アンソニーと8年間の延長契約を締結したことを発表した。契約期間は2026年から2033年までで、2034年の契約は球団オプションとなる。MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、今回の8年契約でアンソニーには1億3000万ドルが保証され、オプションや出来高など全ての条件をクリアした場合、9年間の総額は最大で2億3000万ドルになるという。
なお、球団は契約金額について正式な発表を行っていない。
アンソニーは6月9日にメジャーデビューを果たした時点では、球界ナンバーワン有望株に位置づけられていた。今季ここまで46試合に出場して打率.283、2本塁打、19打点、2盗塁、出塁率.400、OPS.828をマークし、ポストシーズン争いを続けるレッドソックスに貢献している。
アンソニーのデビュー以来、レッドソックスはアメリカン・リーグ最高の32勝16敗をマークし、ワイルドカード争いのトップに躍り出た。8月5日の試合が終了した時点で7連勝を記録しており、アンソニーも8試合連続安打を継続中だ。アンソニーは背中の張りを訴え、直近2試合を欠場したが、6日のロイヤルズ戦では「1番・左翼」でスタメンに名を連ねている。
レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるクレイグ・ブレスローは、若手選手と早い段階で長期契約を結ぶケースが増えており、今年4月にはクリスチャン・キャンベルと8年6000万ドルで契約を延長。その1年前にはセダン・ラファエラとも8年5000万ドルの契約を結んだ。アンソニーとの8年契約は、その一連の流れに沿ったものとなる。
アンソニーがFAになるのは最速でも2031年シーズン終了後だったが、今回の契約延長により、少なくとも2033年まではレッドソックスの一員としてプレーすることがほぼ確実となった。