カブスの新人ホートンが23回1/3連続無失点 鈴木誠也は27号ソロ放つ
2025.8.7 09:23 Thursday
【カブス6-1レッズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月6日(日本時間7日)
カブスの鈴木誠也は本拠地でのレッズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。三回に先制の犠牲フライ、六回には17試合ぶりの一発となる27号ソロを放つなど2打数2安打2打点(1四球)の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。今季の打撃成績は打率.251、出塁率.318、OPS.831となっている。
カブスは投打が噛み合い、レッズ3連戦のスイープ負けを回避した。鈴木の2打点で六回までに2点をリードすると、七回にはダンズビー・スワンソンの18号ソロなどで2点を追加。八回にもイアン・ハップの16号ソロなどで追加点を奪い、投手陣はレッズの攻撃を九回の1点だけに抑えた。
「打」のヒーローが鈴木なら、「投」のヒーローは新人右腕ケイド・ホートンだ。四回2死まで無安打に抑えるなど、立ち上がりから安定したピッチングを見せ、5回2/3を2安打無失点に抑える好投。6つの三振を奪った一方で、四球は1つも与えず、継続中の連続イニング無失点は23回1/3まで伸びた。
クレイグ・カウンセル監督は「ケイドは素晴らしかった。特にストライクを投げる能力の高さだ。67球中56球がストライクだからね。それが成功のカギだよ」とホートンの好投を称賛。23歳の新人右腕は「とにかく打者1人ずつをしっかり攻めて、試合を落ち着かせること。走者がいるときは、必要以上に心配せず、打者に集中すること。それが大事なんだ」と現在の好調の要因について語っている。
また、前日の試合で炎上し、敗戦投手となってしまったアンドリュー・キットリッジは、2点リードの七回に3番手として登板し、イマキュレートイニング(=3者連続3球三振)を達成。レッズの4番オースティン・ヘイズ、5番ギャビン・ラックス、6番タイラー・スティーブンソンをいずれも3球で空振り三振に仕留めた。
カブスの投手によるイマキュレートイニング達成は、2022年9月22日のヘイデン・ウェスネスキー以来で、球団史上6度目。メジャー全体では史上120度目という快挙となった。