パドレス逆転勝ち 直近11試合9勝2敗で首位ドジャースと2ゲーム差に
2025.8.7 13:41 Thursday
【ダイヤモンドバックス2-3パドレス】フェニックス/チェイスフィールド、8月6日(日本時間7日)
ナショナル・リーグ西地区の優勝争いが面白くなってきた。パドレスはダイヤモンドバックス3連戦の最終戦に3-2で逆転勝ち。直近11試合で9勝2敗と好調を維持しており、同期間に5勝6敗のドジャースとのゲーム差は4つ縮まって「2」となった。なお、パドレスの松井裕樹は登板機会がなかった。
パドレスは移籍後初登板初先発のネスター・コルテスがコービン・キャロルに23号ソロを浴びるなど、二回までに2失点。打線はダイヤモンドバックス先発のアンソニー・ディスクラファニ、2番手のジャレン・ビークスを攻略できず、2点ビハインドのまま試合終盤を迎えた。
しかし、終盤にドラマが待っていた。パドレスは七回1死からザンダー・ボガーツの9号ソロで1点差に詰め寄ると、九回先頭のライアン・オハーンが移籍後初アーチとなる14号ソロを放ち、2-2の同点に。さらにボガーツの二塁打とジェイク・クロネンワースの送りバントで1死三塁のチャンスを作り、ホセ・イグレシアスがライトへのタイムリーを放って勝ち越しに成功した。
1点リードの最終回は、前日に104マイルの剛速球を打たれ、同点アーチを浴びたメイソン・ミラーがマウンドへ。2者連続三振のあと、ブレイズ・アレクサンダーに四球を与えたものの、103マイルの剛速球でエイドリアン・デル・カスティーヨを空振り三振に仕留め、リードを守り抜いた。
パドレスは先発のコルテスが五回途中3安打2失点で降板後、2番手のジェイソン・アダムが打者4人をすべて三振に仕留める完璧なリリーフ。3番手のエイドリアン・モレホンも2回1安打無失点の好リリーフを見せるなど、救援陣の頑張りが九回の逆転劇を呼び込んだ。
ドジャースとパドレスの2ゲーム差は6月14日以降では最小。今月は15~17日にドジャースタジアム、22~24日にペトコパークでそれぞれ直接対決3連戦が予定されており、大注目の6試合となることは間違いなさそうだ。