マリナーズがサヨナラ勝ち 地区首位アストロズまで1.5ゲーム差に接近
2025.8.8 09:24 Friday
【マリナーズ4-3ホワイトソックス】シアトル/Tモバイルパーク、8月7日(日本時間8日)
マリナーズは本拠地でのホワイトソックス戦で延長11回までもつれた熱戦の末に4-3でサヨナラ勝ち。3連戦を見事にスイープし、貯金を今季初めて2ケタに乗せるとともに、地区首位のアストロズとのゲーム差を1.5に縮めた。
アメリカン・リーグ西地区で首位アストロズを追うマリナーズは、三回にランディ・アロザレーナの23号2ランで先制。すでに5年連続の20本塁打&20盗塁を達成しているアロザレーナは、レイズ時代の2023年にマークしたシーズン23本塁打の自己記録に並んだ。
しかし、トレードでダイヤモンドバックスから獲得したジョシュ・ネイラーにアクシデントが発生。肩の違和感を訴えたネイラーは四回の守備開始時にドノバン・ソラーノと交代し、ベンチへ退いた。
その後、マリナーズは五回にマイケル・A・テイラーの7号ソロで1点を返され、七回にはブルックス・ボールドウィンにも6号ソロを浴びて2-2の同点に。八回1死二、三塁の勝ち越し機を生かすことができず、試合は延長戦に突入した。
10回、暴投で勝ち越し点を献上したマリナーズだったが、マイルズ・マストロボーニの送りバントに相手のエラーが絡んで3-3の同点に。11回のホワイトソックスの攻撃を8番手のジャクソン・コワーが三者凡退に抑えると、1死一、二塁からドミニク・キャンゾーンにタイムリーが飛び出し、劇的なサヨナラ勝ちとなった。
ネイラーはマリナーズ移籍後の13試合で打率.261、3本塁打、6打点、10盗塁(失敗なし)、OPS.798を記録。同じくダイヤモンドバックスから加入したエウヘニオ・スアレスとともに打線を活気づける働きを見せていただけに、状態が心配される。
なお、マリナーズは8日(日本時間9日)から本拠地でのレイズ3連戦がスタート。この3連戦ではイチロー氏の永久欠番を祝う様々なイベントが開催される予定となっており、9日(同10日)の試合前には永久欠番セレモニーが行われる。