English Español 韓国語

ツインズに強いヤンキースは健在 ウォーレンが七回途中2失点の好投

2025.8.12 11:07 Tuesday

【ヤンキース6-2ツインズ】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、8月11日(日本時間12日)

 ヤンキースにとって「戦いたい相手」があるとすれば、それはツインズだろう。ヤンキースは20年以上にわたりツインズを圧倒してきた。現在のヤンキースは思うような戦いができていないが、それでもツインズに対する強さは健在だった。

 先発のウィル・ウォーレンは球威のあるファストボールを武器に、七回途中まで3安打2失点に抑える好投を披露。打線は4本のソロアーチを放つ一発攻勢を見せ、本拠地ヤンキースタジアムでのツインズ3連戦の初戦に6-2で勝利した。

 ウォーレンは6回2/3を投げ、打たれたヒットは3本だけ。バイロン・バクストンとトレバー・ラーナックのソロ本塁打による2失点のみに抑えた。ヤンキースの先発投手が6イニングを投げたのは、7月30日(同31日)のレイズ戦でウォーレンが6回6安打1失点の好投を見せたとき以来。26歳の新人右腕は四球を1つも出さず、7つの三振を奪うなど、安定したピッチングでチームの勝利に大きく貢献した。

 打線も序盤からウォーレンを援護し、ツインズ先発のゼビー・マシューズから初回にコディ・ベリンジャーが21号ソロを放って先制。三回にはジャンカルロ・スタントンとベン・ライスの連続アーチでリードを広げた。スタントンは通算440本塁打となり、ジェイソン・ジアンビと並んで歴代44位タイに浮上している。

 1点差に詰め寄られた直後の七回にはトレント・グリシャムとアーロン・ジャッジが連続タイムリーを放ち、八回にはジャズ・チザムJr.がダメ押しの20号ソロ。直近6カードのうち5カードで負け越すなど、苦しい戦いが続いているヤンキースにとって、6-2の快勝は明るい材料となった。2002年以降、ヤンキースはポストシーズンも含め、124勝44敗(勝率.738)とツインズを圧倒し続けている。

 試合前、アーロン・ブーン監督は選手とコーチを集め、「小さいことをしっかりやっていこう」とメッセージを送った。

「とにかくシンプルに、やるべきことをしっかりやろうと伝えたんだ」とブーン監督。「しっかり投げよう。いい打席を送ろう。(守備では)ボールを大切にしよう。(試合に勝つためには)それがすべてだ。それができれば、選手たちも落ち着き始める。そこからいい流れが生まれるんだ」と基礎を徹底することの重要性を説いた。


spotvnow