ロイヤルズ逆転勝ち ナショナルズ・小笠原は2/3回を無失点に抑える
2025.8.12 12:12 Tuesday
【ロイヤルズ7-4ナショナルズ】カンザスシティ/カウフマンスタジアム、8月11日(日本時間12日)
ナショナルズの小笠原慎之介は敵地カウフマンスタジアムで行われたロイヤルズ戦に八回途中から5番手として登板。先頭打者に四球を与えてピンチを広げ、マイク・ヤストレムスキーにレフトへの犠牲フライを許したが、ボビー・ウィットJr.から空振り三振を奪い、2/3回を無失点に抑えた。試合はサルバドール・ペレスとカイル・イズベルの一発で逆転したロイヤルズが7-4で勝利を収めている。
エネルギーを必要としている球場にエネルギーを注入し、チームを勢いに乗せるための最も簡単な方法は何だろうか。それはホームランを打つことだ。
ロイヤルズには効果的なホームランが2本飛び出した。六回、ペレスの21号2ランで同点に追いつき、2死一塁からイズベルが4号勝ち越し2ラン。逆転でのワイルドカード獲得を狙うロイヤルズは、11日間で10試合を戦うホームスタンドがスタートし、最初の2カードは低迷するナショナルズとホワイトソックス、最後のカードではワイルドカード争いのライバルであるレンジャーズと対戦する。チームに勢いをつける、理想的な勝ち方だったと言えるだろう。
ロイヤルズの選手たちが言うように、逆転でのワイルドカード獲得を実現するためには毎試合を大切に戦っていくしかない。しかし、試合前半はナショナルズに主導権を握られ、理想的な展開ではなかった。先発のベイリー・フォルターは初回に2点を失い、その後もハードヒットを浴び続けるなど、苦しいピッチングに。4回3安打2失点、5三振、3四球という内容で降板した。
二回に1度は同点に追いついたロイヤルズだったが、2番手のダニエル・リンチ4世が五回にポール・デヨングに4号2ランを浴び、再び2点を追う展開に。しかし、六回にようやくナショナルズ先発のケイド・カバリをとらえ、ペレスの21号2ランで4-4の同点に追いついた。
ナショナルズは2番手のジャクソン・ラトレッジを投入したが、ロイヤルズは2死後、ニック・ロフティンがヒットで出塁し、続くイズベルが4号2ランを放って勝ち越し。八回にダメ押しの7点目を奪い、7-4でナショナルズ3連戦の初戦を制した。