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パドレス・ダルビッシュが6回1失点で2勝目 ドジャースと1ゲーム差に

2025.8.12 13:54 Tuesday

【ジャイアンツ1-4パドレス】サンフランシスコ/オラクルパーク、8月11日(日本時間12日)

 パドレスのダルビッシュ有は敵地でのジャイアンツ戦に先発し、6回84球を投げて4安打1失点、6三振、無四球の好投を披露。チームを4-1の勝利に導き、2勝目(日米通算205勝目)をマークした。首位ドジャースがエンゼルスに敗れたため、ドジャースとパドレスのゲーム差は1となった。

 11日前、パドレスはトレード期限に大きく動いた。複数のトレードを成立させて合計22選手が移籍し、パドレスには即戦力として6人のメジャーリーガーが加入。これはワイルドカード圏内に滑り込むためではなく、「打倒・ドジャース」を成し遂げ、2006年以来19年ぶりの地区優勝を果たすための補強だった。

 そして今、メイソン・ミラー、ラモン・ローレアーノ、ライアン・オハーン、フレディ・フェルミンといった新戦力たちがそれぞれ実力を発揮してチームに貢献し、着実にドジャースとのゲーム差を縮めている。

 敵地オラクルパークでのジャイアンツ3連戦の初戦、パドレスは七回に3点を勝ち越して4-1で勝利。連勝を3に伸ばし、直近15試合で12勝3敗と好調を維持している。

 先発のダルビッシュは難敵ローガン・ウェブとの投げ合いとなったが、6回4安打1失点の好投を披露。試合は1-1の同点のまま終盤に突入し、七回にパドレス打線がウェブを攻略した。

 七回先頭のギャビン・シーツが二塁打を放ってチャンスメイクすると、続くジェイク・クロネンワースがライトへのタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。そしてトレード期限に加入した新戦力フェルミンがレフトへ4号2ランを放ち、4-1とリードを広げた。選手層が薄く、下位打線の弱さが課題となっていた今季のパドレスだが、トレード期限の補強で選手層が厚くなり、下位打線が強化された成果が出た。

 もともと強力だったブルペンは、トレード期限の補強によってさらに強化された。3点を勝ち越した直後の七回を2番手のジェレマイア・エストラーダが無失点に抑えると、八回には新戦力のミラーが圧巻の3者連続三振。そして3点リードのまま迎えた九回は守護神ロベルト・スアレスが三者凡退で締めくくった。

 ついに首位ドジャースと1ゲーム差。今週末には敵地ドジャースタジアムでの直接対決3連戦が予定されており、トレード期限の補強でパワーアップしたパドレスが一気に「奪首」を実現する可能性もありそうだ。


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