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ブルワーズ1巡目が少年のファンレターに丁寧に返事 熱いメッセージ伝える

2025.8.16 10:11 Saturday

 アンドリュー・フィッシャーは強豪テネシー大からブルワーズに1巡目指名を受け、ついにMLBの世界へ足を踏み入れた。フィッシャーはまだプロでは1試合に出場しただけだが、既にとあるファンの心をつかんだようだ。

 テネシー州ノックスビルのテレビ局WATEは、ノースカロライナ州出身の野球ファン、タッカー・ローズ君(10歳)の話を報じた。ローズ君はドラフト1巡目指名選手全員に手紙を書く習慣がある。多くの選手が返事を書いたが、ブルワーズの1巡目指名であるフィッシャーほど真摯に返事を書いた選手はいなかった。フィッシャーは3ページにわたって直筆で記し、さらに強調したい部分にはマーカーを塗るほど丁寧に返事を書いた。

 フィッシャーがマーカーを塗ってまでローズ君に伝えたかったのは、以下のようなメッセージだ。「人生でもグラウンドでも素晴らしいチームメートでありましょう」、「毎日同じ人間でいましょう」、「誠実でいましょう」、「すべての人に敬意を払いましょう。チームより大きな個人はいない」。そういったメッセージの中で最後に強調されているのが「教室で全力を尽くそう!」だった。

 タッカー君は「あれだけたくさん書いてくれたのがすごい」と分量の多さに感動。さらに「わざわざマーカーを使う時間もかけてくれたのがすごい。自分がどれだけ素晴らしい選手であるかではなくて、自分の人生や自分がどんな人間であるかについて書いてくれたのが良かった」と、フィッシャーの手紙に感じ入っていた。

 フィッシャーの手紙はメンターであるトッド・フレイジャー氏を含む人々に焦点を当てていた。通算218本塁打を放った元選手のフレイジャー氏こそ、フィッシャーに良きチームメートであることの重要性を教え込んだ張本人だ。

 「これらの言葉が、あなたの旅路の助けになれば幸いです。大きな目標を目指して努力を続けてください。どんな夢も大きすぎるということはありません!」とフィッシャーは手紙に綴っている。


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