マーリンズ逆転勝ち 捕球ミスで本塁打献上のマイヤーズが九回に同点弾
2025.8.18 06:23 Monday
【レッドソックス3-5マーリンズ】ボストン/フェンウェイパーク、8月17日(日本時間18日)
フェンウェイパークでの試合序盤、マーリンズのデーン・マイヤーズほど気分が悪かった選手はいなかったはずだ。しかし、マーリンズはレッドソックスを相手に5-3で逆転勝利。試合終了時、マイヤーズほど気分が良くなっていた選手は多くなかっただろう。
マーリンズが勝利した今日の試合は「デーン・マイヤーズが自身のミスを取り返した試合」と呼ぶべきなのかもしれない。
四回2死、ウィルヤー・アブレイユが放った大飛球が右翼手のマイヤーズを襲った。マイヤーズはこの打球をキャッチしたように見えたが、ボールがグラブの中でバウンドし、フェンスの向こう側へ。22号逆転2ランとなり、レッドソックスが2-1とリードを奪った。
試合は3-2とレッドソックスが1点をリードして九回に突入。マーリンズにとっての朗報は、3連戦の初戦と2戦目で連投していたレッドソックスの守護神アロルディス・チャップマンと対戦しなくていいということだった。前日の試合で最終回に反撃し、チャップマンを引きずり出していたことがマーリンズにとって大きな意味を持った。
マーリンズはこの好機を生かした。九回先頭のマイヤーズがレッドソックスの右腕グレッグ・ワイサートから6号ソロを放ち、3-3の同点に。マイヤーズは甘く入ったスライダーをとらえ、右中間に7月26日以来となる本塁打を叩き込んだ。
その後、1死一塁の場面でレッドソックスはワイサートに代えて左腕スティーブン・マッツを投入。しかし、マーリンズはジェイコブ・マーシーが内角のシンカーをとらえてライトへの4号2ランを放ち、5-3と勝ち越しに成功した。
マーシーはマーリンズの球団8位の有望株。八回の先頭打者として代打で登場し、ライト前ヒットを放っていた。マーリンズはそこから2死一、三塁とチャンスを広げ、代打リアム・ヒックスのタイムリーで1点差に。そして九回に2本のアーチで一気に逆転した。
自身の捕球ミスを九回の同点アーチで取り返したマイヤーズ。試合の最後の打者となったカルロス・ナルバエスのライトフライを捕球したのもマイヤーズだった。
なお、レッドソックスの吉田正尚は「4番・DH」でスタメン出場して4打数ノーヒット。連続試合安打は4でストップし、今季の打撃成績は打率.247、出塁率.292、OPS.675となった。